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WE ARE HATSUNE MIKU! 「初音ミク」16歳の誕生日にガチファンが表明した決意

8月31日は、クリプトン・フューチャー・メディアがVOCALOIDの歌声ライブラリ「初音ミク」を発売したことから、初音ミクの誕生日とされています。
今年はさらに、設定年齢と同じ16歳を迎える、最初で最後の機会となりました。

翌9月1日に放送されたCBCラジオ『RADIO MIKU』では、お祝いムードに沸く『初音ミク「マジカルミライ2023」』のエピソードを、清水藍と斉藤初音アナウンサーが紹介しました。

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番組リスナー同士の交流

ライブと企画展による毎年恒例のイベント、初音ミク「マジカルミライ」。
今年は8月11日から13日に大阪市・インテックス大阪、9月1日から3日に千葉市・幕張メッセで開催されました。

最初にふたりが紹介したのは、名古屋のリスナーからのメッセージ。

「マジカルミライと言えば、ファン同士の交流も楽しみのひとつだと思うのですが、今回は『サンダーボルト』で仲良くなった、『らじみくの民』(番組リスナー)の方と、ライブの開演前に交流してきました。
ライブ前の独特の空気感と高揚感の中、ファン同士で話すのは、個人的にとても楽しい瞬間です」(Aさん)

ちょっと!私も呼んでよ!

Aさんがリクエストした楽曲は、「glow」(keeno feat. 初音ミク)、『マジカルミライ2014』バージョンです。

「私が初めて参戦した『マジカルミライ2014』のセットリストの中で最も印象深い一曲で、ライブのギターソロのアレンジが最高にエモいので、ぜひライブバージョンでお願いします」(Aさん)

ちなみに「サンダーボルト」とは、今年2月から3月に行われたライブツアー『初音ミクJAPAN TOUR 2023 ~THUNDERBOLT~』のこと。
名古屋を含む5大都市で開催されたツアーでは、リスナー同士に交流が生まれたそうです。

清水「ちょっと!私も呼んでよ!」

リスナー同士の輪に強引に加わろうとする清水。

斉藤「どうやったらあい先輩(清水)を召喚できるんですか?逆に召喚方法を知りたいです。らじみくの公式SNSにDMしたら来てくれるんですか?」

清水「そういうことでもないんですけど。だって忙しいから」

番組では自ら「あい先輩を探せ」と言いながら、マジカルミライでは、様々な企画展ブースやクリエイターブースをファンのひとりとして駆け回っているため「呼ばれても参加はできない」と主張する清水。
「『塩対応』という説はありましたけどね」と自覚はしているようです。

WE ARE HATSUNE MIKU

今年のマジカルミライは2019年以来4年ぶりに、ライブ中の声出しが解禁されたことも話題になりました。

清水「実は、ひと足早く声出しを解禁しているコンテンツがありまして、会場の皆さんと作った楽曲が先日配信されました」

紹介されたのは「WE ARE HATSUNE MIKU」(MIKU BREAK feat.初音ミク)。
ライブイベント『MIKU BREAK』でレコーディングされた、初音ミクの声と観客の声が一体化した楽曲です。

「創作の連鎖」と称される初音ミク界隈の文化は、クリエイターが主役と見られがちですが、この楽曲には「創らなくたって 好きだけだって 僕らは等しく初音ミク」というメッセージが込められています。

「この言葉にぐっと来た」と話す斉藤。

斉藤「というのも、私は曲を作ったり振り付けを考えたりすることもできないし、ドールの衣装を作ることもできない。何かをクリエイトすることができないんですけど、それでも初音ミクちゃんを中心とした創作の輪に入れてもらえてるような気がしたんですよね」

この曲を通じて「そんな界隈を愛おしいと感じた」と続けます。

どこにいても誰でも初音ミク

清水も斉藤の発言に同意。

清水「別の機会にイラストを描けなかったり、曲を作れなかったりしても、曲を好きだという気持ちがあって、『この曲のこんなところが好きなんです』と言葉を発するだけで、あなたはもうクリエイターなんだよ、ということを言ったことがあったんです」

この清水の発言に「ファンをクリエイターと称するのはイキリ過ぎでは?」との声もあったとか。

しかしラジオ番組でのリクエストなど、ファンの反応が、作り手たちの次の創作活動に繋げることができるからこそ「やっぱりファンの人もクリエイターだと思うんです。そんな私の思いをまとめてくれたような曲なんです」と「WE ARE HATSUNE MIKU」への想いをぶつける清水。

清水「マジカルミライに行けない人も、今は初音ミク文化から離れている人であっても、どこか『初音ミクのことを好きだな』と思う気持ちがあれば、みんなどこにいても誰でも初音ミクですから!」

ファンの声を届ける番組の使命、そして初音ミク文化への熱い想いを語りつつ、最後に「この番組、今日で終わるんですか?」と落とす清水でした。
(葉月智世)
 
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2023年09月02日00時10分~抜粋

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