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「ボカコレ」ルーキー最後の投稿?名古屋在住のたくしPが音楽偏歴を語る

8月4日から7日の4日間、ニコニコではボカロ楽曲の投稿祭『The VOCALOID Collection』(ボカコレ2023夏)が開催されます。
ボカコレにはベテラン勢が腕を競うTOP100以外に、初投稿から2年以内の「ルーキー部門」があります。

名古屋在住のボカロP・たくしP_Inselheim(以下、たくしP)さんは、『ボカコレ2021秋』で投稿した「短編的衝動」がYouTubeで10万再生を記録。そして『2022秋』では「芸術なんて、雑踏です。」がルーキー部門14位となりましたが、今回の『2023夏』がルーキーとして最後となります。

同じく今回がルーキー最後の投稿となる清水藍、斉藤初音アナウンサーがパーソナリティを務めるCBCラジオ『RADIO MIKU』では、たくしPさんをスタジオに招き、これまでの音楽偏歴などを尋ねました。
7月14日放送分より。

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初投稿から2年

たくしPさんは作詞・作曲・編曲までを1人でこなし、2021年8月に「ぼくは水のなか」を投稿してボカロPとしての活動をスタート。
同年10月投稿の「短編的衝動」はYouTubeで10万回超えの再生を記録。

そして昨年の『ボカコレ2022年秋』では「芸術なんて、雑踏です。」でルーキー14位を獲得しました。

清水「たくしPさん、あらためてラストルーキーということで、楽曲制作の進捗なども聞きたいと思います」

清水たちは自分たちの新曲制作が遅れ気味の中、他人の楽曲制作が気になるようです。

音楽の原点はJ-POP

最初の質問は、ボカロやニコニコ動画との出会いについて。

たくしP「ニコニコ動画については、小学校の時から認識していたんですけど。中学生になってからですね、登録したのは」

実際にボカロPさんたちが歌っている「歌ってみた」動画を見て「こんな楽曲があるんだ」と認識。そこから原曲のボカロ楽曲を聴くようになったそう。

清水「もともとJ-POPを聴いていたけれど、ニコニコ動画でボカロに出会った感じですか?」

小学校の頃はSMAPやaikoを聴いており、J-POPが中心だったとのこと。ニコニコ動画に出会ってから本格的にボカロに触れるように変化したと話していました。

高校になってエレキギターを手にしたことで、一人コピーバンドなどをしていたと言いますが、カバーしていたのは当時の流行だったASIAN KUNG-FU GENERATION。コピーバンドの定番でもあります。

依頼で作った楽曲が…

作曲を始めたのは、コロナ禍になってからと答えたたくしPさん。キャリアはまだ3年程度ということになります。

たくしP「作曲を始めた理由は、恥ずかしいんですけど失恋がきっかけで。その頃の自分がもう病んでいたんです。どうしてもその気持ちを出したくて。その勢いで歌詞を書いてみたんですね」

書いた歌詞をアコギで弾き語りしてみたら、意外にも音楽に落とし込めていることに気付いたというたくしPさん。
そこで友達とバンドを組んだりもしましたが、長続きせず。

その後、たくしPさんが曲作りをしていることを知っていたVTuberの友人から連絡が。
まとめサイトから歌い手を輩出したいと白羽の矢を立てたのが、たくしPさんだったのです。

こうして楽曲を制作したものの、結局VTuberが歌うことはありませんでした。
そこで手元に戻ってきた曲を眠らせるのは惜しいと思いついたのが、ボーカロイドに歌わせること。それ以降、主に小春六花を使用しています。

斉藤が「手元に戻ってきた曲は?」と聞いたところ、その曲名は「限界打破」(たくしP feat. 小春六花)とのこと。
まさにこの曲がたくしPさんの限界を超え、ボカロPへと変えてしまったのは間違いないようです。

今回の『ボカコレ2023夏』では、どのような限界を打破してくれるのでしょうか。今後に注目のボカロPです。
(葉月智世)
 
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2023年07月15日00時02分~抜粋

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