RADIO MIKU

ニコニコで話題のボカロ曲「強風オールバック」 は名古屋が舞台?

最近ニコニコ動画では「強風オールバック」(ゆこぴ feat. 歌愛ユキ)という楽曲が人気です。

今年の3月15日に公開されてから、1ヶ月強でミリオン(100万)再生超えを果たし、カバー、替え歌、「歌ってみた」や「踊ってみた」などの二次創作動画は、5月6日現在で340件投稿されています。

CBCラジオのボカロ楽曲番組『RADIO MIKU』では、「強風オールバック」人気について、清水藍と斉藤初音アナウンサーがリスナーの投稿を交えて紹介します。

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二次創作も多数

ニコニコ動画で、二次創作も含めて最近流行っている曲があると切り出した清水。
その楽曲は「強風オールバック」(ゆこぴ feat. 歌愛ユキ)。

斉藤「あい先輩(清水)も気になっている曲」

清水「私も大好きで、よく聴いて、そして歌っている1曲なんです!」

番組やボカロ楽曲を聴きながらランニングしているというリスナーからもリクエストが寄せられました。

「天気がいいのに、風が強くて進めないな、風で髪の毛がオールバックになってしまうなと思いながら走っていると、偶然ボカコレアプリである曲に出会いました。本当です」(Aさん)

歌詞の内容は天気がいいのに風が強くて進めない、髪型がオールバックになって恥ずかしいという、シンプルだけど誰にでも経験のあるもの。
ランドセルを背負った女の子がずっと歩いたり駆け足したりスキップしている可愛らしい動画も人気です。

Aさんによれば、初音ミクのカバーもあるとのこと。
その他「歌ってみた」「踊ってみた」なども多数投稿されています。

清水「まさに、強風がニコニコ動画に吹き荒れているかのような大旋風を巻き起こしている曲です」

中毒性の高い平和な曲

斉藤「独特のテンポで、中毒性がありますよね。何回も聴きたくなります」

歌愛ユキは2009年に登場したYAMAHAの音声合成エンジン「VOCALOID」の歌声ライブラリーで、「ボカロ小学生」のキャッチフレーズがついています。

「強風オールバック」のMVに登場する女の子は歌愛ユキ。
楽曲リコーダーやカスタネット、トライアングルなど、小学校の器楽ではおなじみの楽器も登場します。

清水「歌愛ユキちゃんがMVに出ているのも新鮮で、オリジナルキャラだと思っている人もいて。そういった新しい広がりもあるかと思いながら、この作品が広がっていく様を、私もひとりのファンとして1か月ちょっと見てきましたけど、本当に大人気なんですよね」

ゆこぴさんの楽曲では、以前この番組で「私の歯医者さん」(feat. 歌愛ユキ)を紹介したことがありますが、こちらもシュールで中毒性の高い曲。

日常の中の「あ、これって…」と思う瞬間を切り取るのがうまいボカロPです。
最近、この曲がカラオケ配信されたと知り「歌いに行きたい」と意気込む清水。

歌愛ユキ名古屋市民説

もうひとり、この「強風オールバック」をリクエストしたリスナーは、こんなエピソードを披露。

「先日、名古屋の実家に帰省した際、父に『この曲知ってる?』と聞かれました。
父は私がボカロ好きなのを知っているため、話題にしたのだろうと思って『知ってるよ、今流行ってるよ』と伝えたところ、返ってきた返事は『これは名古屋の曲なのか?』でした」(Bさん)

Bさんのお父さんは、歌詞の「地下に潜りたいな」の「地下」を地下街だと思ったそう。
地下街ということは、名古屋に関係している曲じゃないかと考えたのだとか。

「『関係ないと思うよ』とその場では答えましたが…それ以降じわじわと『歌愛ユキ名古屋市民説』についてかんがえてしまいます」(Bさん)

このメールに爆笑する清水と斉藤。

清水「これは新しい発見ですね」

斉藤「確かに栄とか、名古屋駅のあたりとか地下街多いじゃないですか。だから名古屋=地下街でこの曲の名古屋説というのも、少しわかる気がしました」

ただし、地下街は東京や大阪、札幌、福岡など大都会ならどこでもあるので、一概に名古屋とは言い切れないと回答する清水。
ただ、MVに登場するハトが名古屋にやたらと多いことなどを引き合いに、「歌愛ユキ=名古屋説」を支持しました。
(葉月智世)
 
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2023年05月06日00時04分~抜粋

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