RADIO MIKU

拝郷メイコ、中の人として語ったボーカロイド「MEIKO」の魅力

4月28日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』に、シンガーソングライターの拝郷メイコさんが出演しました。

拝郷さんはシンガーとしての活動の他、2004年11月5日にクリプトン・フューチャー・メディアが発売した日本初のバーチャル・シンガー『MEIKO』の声を担当したことでも知られています。

当時「MEIKO」をどう受け止め、その後どう心境が変化したかを清水藍と斉藤初音アナウンサーに語ります。

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『MEIKO』の中の人

拝郷メイコさんは、ボーカルユニット「Fragrance Balance」が1996年ヤマハのThe 5th MUSIC QUEST JAPAN FINALで審査員特別賞を受賞したのをきっかけに、2001年「トマトスープ」でメジャーデビューしました。

2005年公開の映画『変身』(監督:佐野智樹)の主題歌「蒼い花」(アルバム『日々是青色』収録)や、スタジオジブリとコラボレートした「どれどれの唄」など、現在までにアルバム7作・シングル5作を発表。

2010年度ACC音楽賞を受賞したワコールのLALAN『うわさのリボンブラ体操』やフレンテの『ピンキーちょうだい』などのCMソングにも多数参加。

何より、2004年に発売された日本初のバーチャルシンガー『MEIKO』(YAMAHA VOCALOID歌声ライブラリー)で声を担当。商品名の由来も、拝郷さんの名前からです。

MEIKOの19年

「ラジオもボーカロイドも大好き」という拝郷さん、この2つがMIXされている『RADIO MIKU』に出演している感想を語ります。

拝郷「ボーカロイドって、インターネットの世界なのに、ラジオでボーカロイドを取り上げるってすごく不思議な感じがしますよね」

清水「例えば、アニメとかサブカルを扱っている番組の中でバーチャルシンガーの曲が流れることはよくあると思うんですけど。
うちみたいに『ほぼバーチャルシンガーの曲しかかけないよ』って(番組は)まだ珍しいかもしれない」

MEIKOは2004年の発売からこの11月で19年、来年はいよいよ20年です。
現在の成人は18歳ですが、MEIKOの誕生と一緒に成長してきた人もいると思うとすごいことです

拝郷さんから見たMEIKOの19年について質問してみると…。

拝郷「最初は本当にマニアックな音楽ソフトだったんですよ。その後KAITO君が出て、(初音)ミクちゃんが出て、世界がどんどん広がり続けているというか。

たまにお祭りに参加させてもらっても、いつも何か新しいことを始めてくれているし、衝撃の連続というか、必死に食らいついていくという感じです」

「みそみそうみゃあ」を聴く

思い出深いエピソードとして、初めて初音ミクのコンサートに行ったことを挙げた拝郷さん。

拝郷「まず、お客さんの盛り上がりがすごかったのと、あと楽曲がすごくよかったんですよ、全部。
私はシンガーソングライターでひとりの人間で、ひとりの歌い手のために(曲を)作るんですけど、ミクちゃんは世界中のあまたの人が1日に何曲もアップしてて、その中から選りすぐりの20曲ぐらいが聴けたから。
『これ、もう最強じゃん!』って思って。まず楽曲に感動しました」

当初MEIKOは自分と別物と考えていたという拝郷さん。
最近はMEIKOのために作られた曲をカバーしたり、ボカロPの方と楽曲制作しています。

ちなみに拝郷さんはインタビュー前に、清水と番組プロデューサーが『The VOCALOID Collection 2023 Spring』に投稿した楽曲「みそみそうみゃあ」(feat.初音ミク MEIKO)を聴いていました。
「素晴らしいと思います!」との感想に、一瞬固まってしまった清水と斉藤。

なお5月13日には、自身のコロナ感染などを経て3年越しとなる名古屋・大須のell.FITS ALLでライブを開催。
生身のシンガーとしてパワフルなステージを見せると抱負を語った拝郷さんでした。
(葉月智世)
 
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2023年04月29日00時02分~抜粋

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