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テーマは「初音ミク」!?ラジオ番組が学生の卒業論文に協力した理由。

卒業と新生活のスタートの季節ですが、CBCラジオ『RADIO MIK』宛てに学生から「初音ミク」をテーマにした卒業論文が届きました。

3月31日の放送では、清水藍が番組プロデューサーと協力したというこの論文について、斉藤初音アナウンサーに語ります。

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卒業論文が届いた理由

オープニングから出会いと別れ・卒業に関する話題となる中、清水が先日番組宛てに、学生から卒業論文が到着したと報告。

斉藤「あい先輩(清水のこと)と番組プロデューサーのもとに、大学生のある方がインタビューを聞きに来てくださって、その卒業論文が届いた?」

清水「そうそう、届いたんです」

一昨年の秋、清水たちがイベント『初音ミク「マジカルミライ」2021』に、ブース出展していた時のこと。

「いま卒業論文のためにボカロについていろいろ調べている」という女子学生が、清水たちに話を聞かせてほしいと声を掛けて来たのが始まり。

その後、改めてその学生がエリア外からCBCラジオを訪れ、清水たちに取材したそうです。
無事に完成した卒業論文は大学に認められ、卒業できることになったと、お礼を兼ねて送ってきたのです。

卒論の連鎖

その論文の内容の中には「初音ミクと企業コラボ」についての章があり、清水と番組プロデューサーの取材内容が書かれていました。

斉藤「(卒業論文に)『初音ミクの利用に関しては、どのくらい初音ミクに対して理解があるかどうかが重要であることがわかりました』って書いてあって。やっぱりあい先輩の理解度、そこが評価されてましたよ」

実は清水自身も「初音ミク」をテーマにした卒業論文を書いた経験がありました。
その内容は、創作がどのように広がっていくのかについて。

それから何年も経って、自分たちの活動が他の誰かの卒業論文になるとは思ってもいなかったと語る清水。
この女性も社会人として就職、「頑張ってほしい」とエールを贈りました。

斉藤も、卒業論文のテーマは森羅万象、無限のテーマがある中、初音ミクと企業コラボの話を取り上げてくれた方だからこそ、幸せな人生を送ってほしいと応援します。

放送日に合わせて選曲

この番組が放送された3月31日の24時は、日付が変わって4月1日の0時です。
「どうしてもかけたかった曲がある」と、清水が紹介した楽曲は、サノカモメ feat. 重音テトの「コトダマ」。

重音テトは、フリーウェアの音声合成ソフトウェア”UTAU”のライブラリで、エイプリルフールである2008年4月1日に生まれました。

斉藤「真っ白な部屋で、テトちゃんがポツンといて、そこで独り言を話しているような曲だなと思いました」

メロディは、冒頭部分は寂しさと切なさを感じるのに、曲が進むうちリズミカルになっていく様子が、扉が開き、世界が広がっていくイメージだと話していました。

この曲が投稿されたのは、ボカロ楽曲の祭典『ボカコレ2022秋』(ニコニコ)の最終日である2022年10月10日。
この10月10日は、日付の10(テン)と10(トオ)の語呂合わせにより「テトの日」とされています。
そして楽曲の長さは、4月1日にちなんで4分1秒と、テトへの愛であふれた曲です。

清水「この曲は『ボカコレ』でニコニコ動画に投稿される前に、CDにも収録されていて。私はCDで初めてこの曲を聴いたんですけど、聴いた時に衝撃を受けまして」

清水は、この「コトダマ」をこの4月1日にオンエアしようと密かに決めていたそうです。
(葉月智世)
 
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2023年04月01日00時13分~抜粋

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