RADIO MIKU

びっくり!バーチャルシンガーのソフトウェアが「ふるさと納税」返礼品に!?

今年もあと1週間弱となり、駆け込みでふるさと納税をしている人もいるかもしれません。
なんとその返礼品に、歌声ソフトSynthesizer Vのバーチャルシンガーを採用した自治体があるそうです。

その自治体とソフトウェアについて、清水藍と斉藤初音アナウンサーが紹介します。
12月23日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』より。

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年の瀬に「納税」の連呼

この日の番組ラストで清水がセレクトしたのは、京町セイカが歌うEDM調の楽曲「メガロポリス納税」(マスティ feat. 京町セイカ)。

斉藤「エネルギッシュできらきらテクノポップですね。ビートが心地いいですし、サビの部分が耳に残りますね」

この曲を歌っているバーチャルシンガー「京町セイカ」は、京都府相楽郡精華町の広報キャラクター。
精華町は、関西文化学術研究都市の真ん中にあり、独立行政法人情報通信研究機構 (NICT) けいはんな研究所やATR(国際電気通信基礎技術研究所)などの研究施設が多く、府内で最大の人口を有する町でもあります。

京町セイカは、公式サイトによれば「世界をタイムパラドックスの脅威から守る未来の組織から、精華町に派遣された若きエージェント。時間を行き来するための厳しい訓練に耐え、初めて与えられた任務の地が、現在の精華町だった」とのこと。

平成25年7月5日から活動しており、自治体の広報キャラクターということもあって、楽曲には「納税」「予算」など他のボカロ曲とは一味違う言葉が出てきます。

町の広報キャラを務める京町セイカ

この「京町セイカ」は声優の立花理香さんの声を基にボイスロイドとして発売されていましたが、今年の1月に歌声合成ソフトウェアSynthesizer Vの歌声データベースとして発売されました。
今回紹介した「メガロポリス納税」は、その公式デモソングです。

清水「1曲の中で、いろいろな展開が詰め込まれていて。京町セイカの歌声を様々な角度から味わえるという意味で、バーチャルシンガーとしての公式デモソングとしてもすごいなと思います」

頭の中で無限リピートされるメロディはクセになります。
この曲にはリスナーからリクエストも届いていました。

ふるさと納税の返礼品にもなったバーチャルシンガー

「ビート感がとても楽しいEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)となっています。声優・立花理香さんの声で合成・音声化されていたり、精華町としてニコニコ超会議に出展していたりと、いま精力的に活動しているキャラクターです。

ちなみに曲名に入っている『納税』は、精華町がふるさと納税の流出額が町と村に限ると全国1位になってしまったことに由来します。頑張れ精華町!」(Aさん)

清水「いま12月末ということで、ふるさと納税を駆け込みでやっていらっしゃる方も多いかもしれませんが、精華町のふるさと納税では、京町セイカちゃんのソフトウエアがもらえたりとか」

ちなみに精華町のふるさと納税返礼品には京町セイカグッズが多数揃っており、その中には「SynthesizerV AI 京町セイカ コンプリート ふるさと納税特別版」(寄付金額 55,000円相当)もあります。

ふるさと納税と言えば米や野菜といった農作物や肉・魚などを狙う人が多いものの、今やバーチャルシンガーが届く時代です。
雪ミクのふるさと、北海道千歳市の返礼品には雪ミクラーメンがあるくらいです。

清水によれば、ニコニコ動画では「京町セイカ」が歌っているのはカバー曲が多い印象があるとのこと。
楽曲それぞれの再生回数も多く、「京町セイカ」は今後注目のキャラクターとなりそうです。
(葉月智世)
 
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2022年12月24日00時24分~抜粋

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