RADIO MIKU

「初音ミク」だけじゃない!初オンエアのバーチャルシンガー続々登場

まもなく秋も終わりますが、ボカロ楽曲ファンにはまだ終われない方もいるようです。
10月8日から10日に開催された、ニコニコのボカロ楽曲イベント『The VOCALOID Collection 2022 AUTUMN』(以下、ボカコレ)には何千という楽曲が集まっており、タグを追ってまだチェックしている人も多数います。

11月25日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』では、「ボカコレ2022秋」投稿楽曲から、番組初登場となるバーチャルシンガーの曲を中心に、清水藍と斉藤初音アナウンサーがメールを紹介します。

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知声・夏色花梨

まずこの日のオープニング曲として清水がセレクトしたのは「あるいは地下鉄の私」 (濁茶 feat. 知声)。

中性的な声が魅力のシンガー「知声」(ちせい)は、ソフトウェア「VoiSona」(旧:CeVIO Pro)のデフォルトボイスライブラリとして同梱されているシンガーです。
この曲では客観的に淡々と歌って、コーラスをとる初音ミクとIAとのバランスが絶妙と語る清水。

ちなみに清水は「ボカコレ2022秋」の投稿楽曲を全曲目指して聴き続けているそうです。
続いては、その「ボカコレ」投稿楽曲のリクエストです。

「『ボカコレ』のランキングも白熱して聴きごたえのある曲がたくさん生まれていて、ランキング巡回がまだまだ終わらない今日この頃です。リクエストは雪乃イト feat. 夏色花梨の『空回りライブラリ』をお願いします。
恋の駆け引きで悩む女の子を歌った夏色花梨ちゃんの曲です。花梨ちゃんの後輩・花隈千冬ちゃんの音源も先日発売開始になったので楽しみですね」(Aさん)

ちなみに、キャラクターは夏色花梨・花隈千冬に加えて小春六花もいます。

片思いをしたことがある人なら誰しもキュンとする思いが詰まった歌詞のこの曲。
斉藤は、夏色花梨の公式プロフィールが高3であること、歌詞の中に「出会ってから3年」という部分がプロフィールと歌詞がリンクしているところに注目します。

琴葉茜

続いてのリクエスト曲は「デッドアンソロジー」(呆 feat. 琴葉茜)。

琴葉茜(ことのは あかね)はボイスロイドとして関西弁を話すキャラクターで、標準語を話す双子の妹・琴葉葵(ことのは あおい)という双子の妹がいます。
歌唱用としては「Synthesizer V」用のライブラリ音源となっています。

「ボカコレ2022秋で気に入った曲を紹介します。呆 feat. 琴葉茜で『デッドアンソロジー』です。高速ドラムとキレのあるメロディそしてコミカルな跳ねる音がある不思議なイントロに、開始10秒で心を掴まれました。(中略)

メロディー・歌詞の両方とも、曲中は常に安定と不安定を行ったり来たりしており、私もその変化に揺さぶられ、非常に惹き込まれました」(Bさん)

この曲に斉藤は「掴みどころのないふわふわした女の子像が浮かんできた」とコメント。
また曲を作った呆(あきれ)さんがnoteに綴った楽曲解説にも目を通したことを明かします。

清水も呆さんの解説でサビの転調について書かれていたことに触れ、浮遊感とミステリアスの裏にある乙女心を感じたといいます。

初音ミクに捕食される?

続いては、おなじみ「初音ミク」のちょっと変わったバージョンの曲です。

「リクエストはSTEAKA feat. 初音ミクの『スコーピオンガールの貴重な捕食シーン』でお願いします。今回のボカコレで聴いた中でも特にお気に入りの曲です。(中略)

この番組ではどんな曲でも素敵な紹介をしているので、癖の強いこの曲をどんな風に紹介してくれるのか楽しみでリクエストしました」(Cさん)

この曲は今回のボカコレTOP100で5位を獲得。
2分28秒のノイジーなサウンドに、中毒性の高いメロディと初音ミクの声が合わさり、ハマった人が多いようです。

清水「一度虜になると、脳内でいつまでも住みつくサウンド感。もてあそばれている感が最高だなと思いますね」

「スコーピオン」の意味はサソリ。
番組のタイムラインには「ミクさんに捕食されるなら本望」というツイートも複数並びました。
(葉月智世)
 
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2022年11月26日00時05分~抜粋

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