RADIO MIKU

世界中で日々公開されるボカロ曲。日本のラジオ番組が海外ボカロPに接触!

2007年にクリプトン・フューチャー・メディアが「初音ミク」を発表してから15年。
バーチャルシンガーは日本のみならず、海外でも多くのファンを生み出し、海外でにボカロPが増えています。

10月28日放送の『RADIO MIKU』(CBCラジオ)では、リスナーからのリクエストに応え、海外ボカロPの楽曲をオンエアしました。

英語が苦手なパーソナリティ清水藍がオンエア裏話を斉藤初音アナウンサーに披露しました。

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「重音テトの日」にちなんだリクエスト

日本発バーチャルシンガーのひとりで、番組でも人気の「重音テト」。
10月10日は、日付の10(テン)と10(トオ)の語呂合わせにより、ファンから「重音テトの日」として提唱された記念日でもありました。

この日にちなんでリスナーからリクエストメールが届きました。

「個人的にテトちゃんのおすすめ曲をリクエストします。
『Burn it down』(RVЯE feat. 重音テト)という曲です。

海外のボカロPさんの曲で歌詞が全部英語、それをクールに歌い上げるテトちゃんと途中でカッコいい英語ラップを歌うAnh Duyさん本人とふたりで歌うという、割と新しいスタイルの曲です。

全部英語で、あんまり歌詞の意味はよくわからないのですが、とにかく英語を歌うカッコいいテトちゃんが見られるいい曲なのでぜひ!」(Aさん)

カッコいい重音テト

「重音テト」はもともと2ちゃんねる(当時)にあった電子掲示板「ニュース速報(VIP)板」を利用していた人たちによって、2008年のエイプリルフールのジョーク(釣り)として創出されたキャラクターです。

その後、重音テトの誕生から2周年となる2010年4月1日以降は、クリプトン・フューチャー・メディアの運営するコンテンツ投稿サイト「ピアプロ」でも重音テトのキャラクターイラストを投稿可能となるなど、今なお新たなファンを増やしています。

リクエストされた「Burn it down」を聴いた斎藤は、「テトの英語がかなり新鮮」とコメント。

斉藤「テトちゃんイコール、私は勝手にユニークな曲なんだろうなという印象があったんですけど。この曲はカッコよくて大人なテトちゃんを堪能できるなと思います」

清水も、テトの自然な英語とメロディで自然と身体でリズムを取りたくなる曲と分析。
歌詞を和訳してみると「自分を否定されても、やっぱり自分は自分」というフレーズがあり、テトの力強い声が背中を押してくれているようだ語ります。

清水が交渉の助っ人に選んだのは

実はこの「Burn it down」、ベトナムのクリエイターが作った曲でiTunesやApple Musicでも楽しむことができます。

しかし日本のラジオ番組で放送するにあたっては、権利調整や交渉が難しいとされています。
そこで清水は、クリエイターであるRVЯEさんに放送したいと直接依頼したのです。

清水「(先方と)日本語よりは英語でお話しした方がいいかなと思って」

斉藤「英語の方が伝わりやすいかもしれませんよね」

しかし、清水の英語はフィーリング頼み、つまりはっきり言えば「苦手」。
英語で思いを伝えるために、清水の弟に依頼文の英訳を頼んだのです。

おそるべき清水姉弟

弟ふたりのうち1人は英語系の学科に進学し、留学経験もあって英語教師になるべく勉強中。もう1人もアメリカの大学へ進学、つい先日卒業してアメリカで働いているという強力な助っ人です。

このうちひとりは、番組の動画配信『らじみく通信』で、初音ミクの木工細工(バナー画像の右端)を披露しています。

姉弟間のグループLINEで「こういう文章を送りたいから、英文を添削してほしい」と依頼し、その後クリエイターとも無事に直接交渉でき、オンエアにたどり着けたという裏話を披露した清水。

斉藤は感心しつつも、清水が弟にまで「強要」をしたのではないかと憂慮。
番組では、関係者が清水の希望を叶えるために「強要」されていることがたびたび暴露されており、今回はついに身内へと進行した模様です。
(葉月智世)
 
RADIO MIKU
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2022年10月29日00時12分~抜粋

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