RADIO MIKU

推しへの出費はどこまで許容?「初音ミク」ファンのMCが語る結論。

今年7月、SHIBUYA109 lab.が行った「コロナ禍におけるZ世代のヲタ活実態調査」によると、Z世代の75パーセントがアニメやアイドルなど様々な「推し」活動を自覚して行っているとの結果が出ました。

ボカロ楽曲を紹介しているCBCラジオ『RADIO MIKU』では、パーソナリティの清水藍と斉藤初音アナウンサーが「推しへの出費」について話題にしました。10月14日放送分から。

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オーケストラと初音ミクが共演

9月25日、パシフィコ横浜 国立大ホールで『初音ミクシンフォニー2022』横浜公演が開催されました。

番組には、このコンサート用に書き下ろされた楽曲「青を焚べて」(keeno feat. 初音ミク)がリクエストされました。

空気が浄化されていくような透明感と、一途な恋心と別れを受け入れた後の悲しさ・切なさが伝わってくる曲です。
リスナーからは、イベント参加レポートも多く届きました。

「先日初めて『初音ミクシンフォニー』に行ってきました。生で聞く演奏は素晴らしいですね。演奏を聞きつつ、大画面に映る奏者の方の手元を見ていたのですが『すごい』の一言でした。
特にマリンバのマレット(スティック)2本だけでも、叩き方で音の出方が違ってすごいなと眺めていたのですが、2曲目になった途端4本に増えて指のように捌いている姿は、もはや道具ではなく身体の一部でした。

演奏も素晴らしかったのですが、その中でも『青を焚べて』は演奏とミクさんの透明感のある歌声が相まって、普段はしない認識ですが、歌声ソフトウエアという楽器がオーケストラで使われている楽器たちと同じ舞台にいるんだな、と胸がジーンとしつつ不思議な感覚がしたのを覚えています。本当に素晴らしい演奏でした」(Aさん)

シンフォニー前に「見返り美人ミク」も堪能

さらに、シンフォニー前にも「初音ミク」を鑑賞したとレポートするAさん。

「シンフォニー前に、東京国立博物館で文化財修復プロジェクトのミクさんを見てきました。
気になっていたプロジェクトで、繊細な技術・たくさんの時間とお金がかかる文化財の修復をこのような形で支援する企画は、文化財に馴染みがない人にも興味を持ってもらえる本当に素晴らしい企画だと思います。

ミクさんを通じていろいろな芸術に触れられて素敵な一日を過ごせました」(Aさん)

これは、クリプトン・フューチャー・メディアが『初音ミク』と17世紀の美人画『見返り美人図』(菱川師宣筆)のコラボレーションを通して、東京国立博物館が所蔵する文化財の修理プロジェクトに協力するプロジェクト。
限定グッズなども販売され、売り上げの一部が寄贈されます。

清水「いいなぁ。横浜公演は仕事で行けなかったので(後日発売される)円盤(DVD)で楽しもうと思います」
斉藤「やっぱり生でしか見られないものを感じられるっていいですよね」

奏者の手元などは、円盤に収録されるかどうかわからないため、生鑑賞できたAさんが羨ましそうなふたりです。

ちなみに、『初音ミクシンフォニー2022』は11月23日に大阪でも開催予定。
気になる人は、こちらもチェックしてほしいと締めくくりました。

推しへの課金は光熱費と同じ?

この秋はバーチャルシンガーの代表格「初音ミク」関連のイベントが絶え間なく開催されています。
そんな中、Twitterで面白いツイートを見つけたと話す清水。

清水「推しは生きる光だから、推しへの支払いは光熱費だって言ってる人がいて」

聞いていた斉藤も思わず「なるほど!」と声がハモり、共感。
推し=光(電気)=光熱費という図式のようです。

推しは生活の中で楽しみ・生きがいとして光になるもの。初音ミクたちバーチャルシンガーが好きな人にとっては必要経費ということになります。
自分にとって支えになるものということは、趣味を超えて生きるために必要な経費ということを光熱費に例えたツイートだったようです。

ただし、使い過ぎは禁物。
「くれぐれも生活に支障のない範囲でお金を使ってほしい」と呼びかける清水でした。
(葉月智世)
 
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2022年10月15日00時08分~抜粋

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