RADIO MIKU

11歳の小学生が深夜番組に投稿。ボカロ楽曲に夢中!

2007年8月31日、クリプトン・フューチャー・メディア(北海道札幌市)からバーチャルシンガー「初音ミク」が発売され、間もなく15年となります。
そして毎年恒例のバーチャルシンガーたちのイベント『マジカルミライ』も今年で10周年。

物心ついた頃に動画サイトなどでバーチャルシンガーたちを知り、その歌声に馴染んでいる世代を「ボカロネイティブ」と呼ぶそうです。

そんな10代、しかもローティーンからの投稿が、CBCラジオ『RADIO MIKU』に寄せられました。
初音ミクファン歴15年の清水藍と、斉藤初音アナウンサーは思わずテンションを上げて紹介します。
7月1日の放送より。

[この番組の画像一覧を見る]

小学生に流行っているものは?

「初メールです。いつも(radiko)タイムフリーで聴いています。ボーカロイドの歌声のすごさに、いま気づきました」(Aさん)

Aさんはなんと11歳。これまで最年少だった12歳より若く、記録を塗り替えました。

斉藤「11歳は、小学5年生か6年生!」
清水「やりましたね、これはうれしい!」

「小学校で流行っていることを聞いてみたい」と漏らした斉藤に、清水が挙げたのは、折り紙とあやとり。

さらにふたりからかけっこ、ドッジボールやケイドロ(別名ドロケイ)といった昔ながらの遊びが出てきますが、そもそも流行しているのは、自分たちが紹介している「ボカロ曲」であることに考えが及びません。

30分番組になってよかったこと

続いては大阪府の方から。

「いつもリアタイとはなかなかいきませんが、タイムフリーで毎週楽しく『らじみく』(この番組の略称)成分を定期摂取しています。
30分番組になって、1回の放送で何回も神曲を聴けるようになったおかげで昔の曲や、今まさに推しに推しまくっている曲を日々『らじみく』で楽しめるようになりました。『らじみく』って最高ですね」(Bさん)

リクエスト曲は、2009年11月に投稿された「シザーハンズ」(Nem feat. 初音ミク)。

「昔聴いていた曲を、今もう一度聴いてみると、流行っている曲とは異なるボカロ成分を摂取することができて、ボカロ推し生活がとても健康的になると思っています。
これからも『らじみく』を通していろんなボカロ成分を摂取していきたい」(Bさん)

斉藤「30分番組になったからこそですよ」

今年3月まで10分間の平日帯番組だった『RADIO MIKU』。
現在は毎週金曜日の放送になりましたが、放送時間は30分間となりました。

清水「やっぱり時間が多いと、たくさん曲を紹介することができますし、皆さんからたくさん届いてるメールも紹介することができるので」

双方向の楽しみ

「シザーハンズ」を聴いた斉藤は、そこはかとない色気を感じるだけでなく「動画の説明欄に“少年の成長の歌です”と書いてあったのがぴったり」とコメント。
愛し方のわからない少年の不器用さにゾクゾクしたようです。

清水「Nemさんといえば、6月18日には久しぶりに新曲をニコニコ動画に投稿されております」

Nemさんにとって5年振りの楽曲投稿となる新曲「美しい獣」。
その紹介文には「新人ボカロPです」と茶目っ気たっぷりの言葉が。
動画にはこの紹介文に対し「5億年ぶり」「大型新人だわ」というユーモアあふれるコメントが寄せられています。

「ニコニコ動画の双方向のコメントも含め、あらためていい文化だと感じた」と話す清水ですが、「双方向と言えばラジオも負けていない」と意気込みました。
(葉月智世)
 
RADIO MIKU
この記事をで聴く

2022年07月02日00時06分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報