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間に合った?迷走と寄り道の「初音ミク」自作曲のMV制作

恒例となったネットイベント「ボカコレ」こと「The VOCALOID Collection ~2022 Spring~」(ドワンゴ)。

昨年秋から同イベントのメディアパートナーとなっているCBCラジオ『RADIO MIKU』では、今回もイベントに合わせて、パーソナリティ清水藍による自作曲のミュージックビデオを公開します。

果たして制作は間に合ったのでしょうか。斉藤初音アナウンサーが最新情報をレポートしました。
4月22日放送分より。

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間に合う「模様」で「見込み」

清水が作詞・作曲と初音ミクの調声を担当し、ボカロPのねじ式さんが編曲した「未来への手紙」。
3月末にはすでにフル楽曲がオンエアされていますが、ミュージックビデオは4月22日~25日開催のボカコレへ投稿すべく、制作が進められており、斉藤アナが担当する「HTN(初音の略)ニュース」コーナーでは、4月初旬から進行の模様を伝えてきました。

斉藤「既に完成している模様で、この後0時30分にニコニコ動画に投稿される見込みです」

清水「模様で、見込みなんですよね」

曖昧な報告となったのは、収録しているのが4月17日の午前中だから。
この時点で、残り3分の1が完成していない状態だったのです。

間に合わない気がした

「リスナーからも、間に合うのだろうか?らじみくの平和は保たれるのだろうか?と不安の声が相次ぐ事態となり、動揺が広がっている」と報じる斉藤アナ。
リスナーからの投稿を紹介します。

「初回のHTNニュースを聴いた時に、まっ先にラマーズPの『間に合わない気がした』という曲が思い浮かびました」(Aさん)

動画制作の状況に乗じて、リクエストするAさん。

ひとしきり「間に合わない気がした」を聴いたところで、清水が口を開きます。

清水「あらあら、リスナーの皆さんからも心配の声が続々と届いておりますね」

斉藤「間に合わないんじゃないか?って不安に思っている方がいるってことですよ」

動画担当の番組プロデューサーからは「清水が完成した動画に不満を持っていようがいまいが、私は機械的に動画をアップするのみです」とコメントがあったことも報告。
仮に未完成であっても、22日の放送直後には予告通り公開する腹積もりのようです。

寄り道するヒマはあるのか

清水は「心配するリスナーに申し訳ない」と話した上で「間に合わせる」と宣言。

清水「『間に合ってなくても、間に合わせるのがクリエイター』と誰かが言ってた気がします…これ(を言うのは)2回目だ」

斉藤「この格言はあい先輩(清水のこと)の中にしっかり染み込んでいるんですね」

ところが「でもね…」とリスナーが不安になりそうなことを言い始める清水。

清水「曲の中でも言っている『寄り道の心地良さ』ってのも、たまらないんですよね」

「間に合わない気がした」はテスト前に勉強しなきゃいけないのに、部屋の模様替えをしたり、漫画を読み始めたり、思い出のアルバムを見返したりする気持ちとも共感できる曲、斉藤アナがコメントします。

しかし、ミュージックビデオ制作については、寄り道してるヒマはなさそうです。

完成版か、未完成版か

清水「(この番組の)収録前後に撮影もしましたし、このスタジオの様子もまたカメラで収録しておりますので」

斉藤「素材はいっぱいある」

予定では、この番組を収録している17日で撮影は全て終了。
「あとはプロデューサーが動画編集を頑張ってくれる」「投稿までに間に合う気しかしない」とかなり楽観的なふたり。

斉藤アナは、前回のHTNニュースで清水の絵コンテの指示書が不採用になったことを踏まえ、指示書の素材も全部埋まっているのか確認。

清水は「指示書も埋まっているはず、だから間に合うはず、動画編集もできているはず」と強調します。

この収録日に生配信された『らじみく通信』を観ているリスナーも多かった模様。
斉藤アナが見守る中、清水とプロデューサーが罵倒し合う内容でした。
タイムラインでは「見込みなのかよ」「作業なんて間に合わないのが普通」「番組終了後にアップされるのは完成版か、未完成版なのか」と不安や諦めの声が。

しかし、番組終了後の24時30分に完成版が無事に公開された模様です。
(葉月智世)
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2022年04月23日00時04分~抜粋

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