2004年11月5日にクリプトン・フューチャー・メディアから発売されたバーチャルシンガーMEIKO。
そのMEIKOをフィーチャーした「ラムネイドブルーの憧憬」でおなじみのボカロP、アオトケイさんが、。2月19日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU EX』に出演しました。
音楽経験のルーツやボカロたちとの出会いについて清水藍がインタビューしました。
ラジオゲストは初めて!
実はアオトケイさんと清水藍のふたりは、昨年の「マジカルミライ2021」大阪会場で会っていました。
以前、平日番組の『RADIO MIKU』で「ラムネイドブルーの憧憬」をOAした際、番組スタッフがアオオケイさんのTwitterアカウントをフォローしたそう。
ところが、マジカルミライで番組ブースを訪れたアオトケイさんに、清水が「フォローもらってない」と指摘したそう。
アオトケイ「その時に、Twitterもフォローさせていただきました(笑)」
いきなりマウントをとった清水、アオトケイさんに「リラックスしてください」と伝えると…
アオトケイ「ラジオにゲストとして出るのは初めてなので、不慣れですけどよろしくお願いいたします」
どんな話が聞けるのか、期待が高まります。
音楽の師はニコニコ動画
爽やかなギターサウンド曲が多い印象のアオトケイさんですが、ギターやバンド経験などはあるのでしょうか?
アオトケイ「バントは一応していたんですけど、すぐ解散になったので、実質独学で。
当時ニコニコ動画で『ギター初心者講座』って動画があったんですけど、動画を観ながらひたすら1年半ぐらいやってました」
音楽の先生はニコニコ動画だったことが判明。
最近はピアノも始めたそうですが、こちらもネットで知り合った方に教えてもらったとか。まだ右手と左手が同じ動きをしてしまう状態なので、少しでも弾けるようになりたいと練習に励んでいる状況とのことでした。
ニコニコ動画と一緒に音楽を学び、曲を投稿し、励まされてきたアオトケイさんにとっては、「ニコニコ動画がなければ多分、一切音楽をやっていなかったと今でも思います」とまで言うほどの存在だったようです。
今は難しい教本を買わなくても、ネット上に初心者向けの動画は多いため、練習を積み重ねれば誰でも自分なりの練習ができるのでおすすめだと語ります。
心を奪われた曲
ニコニコ動画は初期の頃から観ていたのでしょうか?
アオトケイ「僕が高校生の時なので、13~14年前くらいに観始めたってところですね」
ボカロ系で一番最初に観た動画は「みくみくにしてあげる 【してやんよ】」。この動画で初音ミクを知ったそう。
テレビなどで初音ミクの特集などを見かけるだけでなく、GoogleのCM曲だったlivetune feat. 初音ミクの「Tell Your World」で初音ミクの魅力に圧倒され、ニコニコ動画で毎日曲を聴くようになったといいます。
すっかり「Tell Your World」のCMで心を掴まれたアオトケイさん。
ラジオ局のOA情報などを探し回り、先行でフルバージョン流れることを調べたばかりか、この曲が初めて買ったボカロCDとなりました。
この曲を聴いた時、日本生まれのキャラクター「初音ミク」で全世界がつながるイメージが浮かび、歌詞にある通りまさに「点と点が結びあっていく」ことに共感したそうです。
GUMIからコンプリートへ
初めて買ったボーカロイドは何だったのでしょうか?
アオオケイ「まずはGUMIから買いまして…『Megpoid』って言えばいいんですかね(商品名は『Megpoid』で、イメージキャラクター名はGUMI)。
初音ミクはすぐに買わなかったんですよ。GUMIで何曲か歌ってもらった後に買いました。
初音ミクでも曲を作って、だんだん次はMEIKO、その次は鏡音リン・レン、(巡音)ルカとコンプリートしていきましたね」
さまざまなバーチャルシンガーに歌ってもらえるのがボカロの魅力、と語る清水。
アオオケイ「ひとりひとり、キャラクターの声質も違いますし、初音ミクと言う一つのキャラクターですけど使う人によって歌声が全然違うんですよ。それがすごく魅力的ですし、ボカロとして一番面白いところだと思っています」
初音ミクのマニアックな調声の手順についても明かしたアオトケイさんでした。
(葉月智世)
RADIO MIKU
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2022年02月19日20時35分~抜粋