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KAITO曲ボカロP・イラストレーターの3106。のプロフィールが意外過ぎた

2006年2月にクリプトン・フューチャー・メディアから発売されたバーチャルシンガーKAITO。
長身のイケメンでありながら、多くのクリエイターによってシリアスな面やコミカルな面も描かれ、絶大な人気を誇ります。

イベント『マジカルミライ2020』のステージでハイライトとなった楽曲「みかぼし」などの発表をはじめ、イラストも手掛けるボカロPの3106。(さとる)さんが、2月5日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU EX』に出演。

パーソナリティの清水藍との会話の中で、3106。さんの意外なプロフィールが明らかになります。

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本業はボカロPではない?

まず、3106。(さとる)というP名ですが、清水の呼びかけに答えたのは女性でした。
そして実はCBCラジオのある名古屋市出身であることも判明し、驚く清水。

3106。「たまに名古屋のイベントに出たりしてたので、イベントでお会いしたことがある人はご存知かもしれませんね」

また、ボカロPとしてだけではなく、イラスト投稿もされることで知られています。清水がこのことについて質問してみると意外な答えが。

3106。「一番最初にボカロで創作したのが、音楽じゃなくてイラストの方だったので。もしかしたら、イラストで先に知ってくださった方がいるかもしれないです」

さらに3106。さんの本業はマンガ家であることも明らかに。
ボカロPと絵師の活動は、この本業の傍らで行われていたのです。

3106。「KAITOのせいで音楽やイラストを始めることになった(笑)」

この言葉の裏には深いKAITO愛が伺えます。

初めてのボカロの音

初めて聴いたボカロ曲は何だったのでしょうか。

3106。「ボカロにハマったのは初音ミクちゃんがきっかけだったと思うんですけど。初めてドはまりした曲は『雲の遺跡』っていうyanagiさんの曲で、(鏡音)レン君が歌ってるバージョンですごく衝撃を覚えた記憶があります」

ボカロ黎明期の2007年11月に発表され、今なお名曲のひとつに数えられる「雲の遺跡」。民族音楽を思わせる独特のもアレンジで、唯一無二の存在です。

それまで民族調の音楽をほとんど聴いたことがなかったため、初めてボカロでこうした曲を聴いてすごくいいと思ったと振り返る3106。さん。

またこの曲と出会ったことで、初音ミク以外のバーチャルシンガーの存在を初めて知り、KAITOに出会ったきっかけになったと明かしました。
 

哀愁ある声にひと聴き惚れ!KAITOファンに

そしてKAITOの公式デモソング「君の噂」に「なんて哀愁のある声なんだ!」と思った3106。さん。
まさにひと目惚れならぬ"ひと聴き惚れ"して一気にKAITOファンとなり、イラストを描き始めたそうです。

最初は自分で曲を作ろうという発想がなく、何かできないかと思って始めたイラストを描きはじめ、piapro(ピアプロ)に投稿した3106。さん。
一番最初に投稿したイラストはどんなものだったのでしょうか?

3106。「『KAITOの声でロックな曲を聴きたい!』って思いが強くて。一番最初に描いたイラストも、ライブハウスでロックな曲を歌っている感じのKAITOの曲を投稿した記憶があります」

その後、いつまでもロック調のKAITO曲を聴けないかもと思い、「ないなら作れ」の精神で曲を作ってみようと気持ちが変化。
パソコンで音楽を作るDTMの存在を知り、調べながら曲を作り始めるようになりました。
 

生みの苦しみ

そんな3106。さんの音楽経験は?

3106。「学生時代にバンド経験があったので、楽器が触れたことと、ある程度楽譜を読めたってのはあったので。まったくの初心者ではなかったってのは大きかったかも」

ただし、オリジナル曲を作った経験はなかったため、最初の曲を完成させるまでに費やした時間は約2年。まったく作業をしてなかった時期を差し引くと約1年。

ニコニコ動画への初投稿は、2010年12月2日の「時計塔のうた」。
動画に付けられたタグの中には「KAITOの本気」というものまであり、3106。さんも嬉しかったそう。

完成まで時間はかかりましたが、その間にKAITOファンから「楽しみにしています」などの励ましを受け、ファンの温かさにも支えられたと「時計塔のうた」を振り返りました。
 

ボーカロイドの存在とは?

発売からもうすぐ16周年を迎えるKAITO。
3106。さんにとってボーカロイドとはどんな存在でしょうか?

3106。「自分の創作人生はボーカロイドから始まったといっても過言ではないと思ってるので。ホーム…すごく安心感がありますね」

仕事などの日々の生活に疲れた時も、KAITOをはじめとするボーカロイドの声を聴くと浄化されると言います。
「癒やしであり、寄り添ってくれる存在。時代は変わっても、ボーカロイドの声はピュアなまま、変わらずそばにいてくれるところが好き」と語る3106。さんでした。
(葉月智世)
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2022年02月05日20時36分~抜粋

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