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バスタイムも活用?ワンオポのボカロ楽曲作りの秘密公開!

ボカロ楽曲など音楽制作サークルの「WONDERFUL☆OPPORTUNITY!」(以下、ワンオポ)から、じーざすPさんとマイナスPさんが、1月15日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU EX』に出演しました。

3回目のインタビューとなる今回は、どうやって曲作りをしているのか?メロディが浮かぶ瞬間などについて、パーソナリティの清水藍がインタビューしました。

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曲はリンレンの脳内会話から誕生

鏡音リン・鏡音レンと同じく、14周年を迎えるワンオポのじーざすPさんとマイナスPさん。
普段楽曲はどのように作られているのでしょうか?
思いつくタイミングや、作曲に使う楽器などについて質問します。

じーざすP「コンセプトですね。頭の中でリンレンが会話している様子を脳内にシミュレートしてというか。『こういう時、このふたりならこんな感じだな』って言うのを考えて、それを曲にする感じです」

いつも心の中にリンレンがいて会話している、と独特の表現で語るじーざすPさん。

清水「ちなみに、今(リンレンは)なんて言ってますか?」
じーざすP「俺たちを出せ!みたいな」

可愛らしい回答に、清水も思わず笑います。
 

バスルームから出て身繕いの間に完成?

続いてマイナスPさん。

マイナスP「僕は普通にリラックスしている時にメロディが浮かびます。お風呂ですね、一番多いのは」

特にバスタイムの中でも、出た瞬間にできることが多いと言います。
具体的には、湯船から出て軽く身体を拭いて、脱衣所に出る時なんだそう。

バスルームの扉を開けた瞬間、脱衣所との温度差で涼しかったりするとストレスを感じるんじゃないか?と自己分析。
気付くと鼻歌でメロディを謡っており、「このメロディは何だろう?」と思うことが多いと明かしました。

その時に浮かんだものを忘れないように録音でもするのかと思いきや、そのまま頭の中でメロディをループし、歌詞まで付いているとか。

その後、髪の毛を乾かした時点でイントロが、下着を身につけたところでAメロ、服を着たところでBメロ、身繕いが終わってパソコンに座って曲の骨組みを急いで打ち込むんだとか。
意外な曲誕生のプロセスに驚く清水。

さらに、下着を身につけている時に思いついた歌詞は没になることも多いものの、メロディだけだと忘れるので言葉を無理やり付けている、との話には清水も納得です。
 

最初に浮かんだメロディが理想形

自宅で思い浮かぶからいいものの、これが他人がいる温泉や銭湯だったら?

マイナスP「いや、それが(温泉や銭湯では)ないんですよ。やっぱり歌えない環境で解放されてないからだと思いますね」

では毎日風呂に入るたびにメロディが浮かぶのでしょうか?

マイナスP「メロディが浮かぶ予兆はわかんないですけど、意識したら出ないんです。でも3日に1回くらいは出ますよ」

ただし、いいメロディとは限らないとか。使えないと思ったり、どこかで聞いたことがあると思ったりすることもあると語ります。

一度のひらめきで、曲がほぼできているというマイナスPさんですが、数日前にできた曲と今日浮かんだ曲を合体させることは滅多にないそう。

昔は力業で合体させることもあったと言いますが、今は思いついた瞬間のイメージが理想形なのでそのまま仕上げたいと考えていると話します。
横で聞いているじーざすPさんも頷きながら聞いています。
 

自分を信じる

清水は、初心者に向けた曲作りのアドバイスを求めます。

マイナスP「ボカロの調教(調声)は、時間をかければかけるほど良くなると思っているので。時間をかけた方がいいと思います」

必ず思い浮かべていることができるはずなので、いろいろな工夫をしてみるといいとアドバイス。できると信じてやり続けるのが難しいそうです。

続いてじーざすPさんのアドバイス。

じーざすP「いつか終わるので…ゴールがあるので(笑)」
マイナスP「何が?何のゴール?」

マイナスPさんから鋭いツッコミを受けながらも、曲作りには完成というゴールがあるのでまずは信じてやり遂げることが大切だとのこと。

苦しいこともあるかもしれませんが、曲作りをやり遂げてほしいとエールを送りました。
「自分を信じることが大切」というメッセージは、ふたりとも同じでした。
(葉月智世)
 
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2022年01月15日20時34分~抜粋

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