鏡音リン・レンの小説を楽曲化予定
清水「あ子さんといえば、先日発表になってますが。鏡音14th pixivコラボの曲を担当されるとのことで…」
これは、「鏡音リン・鏡音レン Happy 14th Birthday 小説コンテスト」で鏡音リン・レンをテーマにした小説を募集するコンテストのこと。
応募部門に合わせて指定されたタグをつけてイラストコミュニケーションサービス"pixiv"に投稿すると、小説部門の大賞に選ばれた作品をあ子さんが書き下ろし楽曲化するというものです。
あ子「ずっと(鏡音)リンちゃんも、レンくんも大好きで歌ってもらってきたので。こんな形でコラボさせていただけるのは本当に嬉しいです!」
はにかみながらも、嬉しい様子。
鏡音リン・レンへの思い入れ
あ子さんの楽曲では鏡音リン・レンが多く使われていますが、思い入れはあるのでしょうか?
あ子「リンちゃんもレンくんも、私の曲にめちゃくちゃ合うってのもありますし、思い出に残っているリンレン曲があるんです」
その曲とは、cosMo@暴走P さんの「転生少女と転生少年」。
動画と音楽の総合芸術になっており、鏡音リンのキャラクターがそういう形で今までの楽曲と繋がっていたと思わせてくれたことや、リンとレンの声が入れ替わるところにドラマティックで最高の演出を感じたそう。
「曲の構成が本当にすごい」と絶賛するあ子さんですが、自分でも「ギミック(仕掛け)がある曲を作りたい」とずっと思うほど影響を受けたとのことでした。
cosMo@暴走Pさんから影響を受けて作った曲が「嘘をつく」。
清水は、鏡音リン・レンはもっとロックでガシガシした曲に合うと思っていたところ、あ子さんの曲を聴いて印象が変わったと感想を述べます。
あ子さんの鏡音リン・レンは少し大人っぽい印象。大人っぽい声の調声は、あ子さんのサウンドとケンカしないように工夫しているそう。コツとして、ジェンダーファクターを上げて低音を強くしているというテクニックを披露しました。
コラボ楽曲で意識していること
あ子さんは、様々な作品とコラボ曲を作っています。
あ子「いろいろなボカロPさんとやらせていただいたり、自分のTwitterで『歌詞に入れる言葉は何がいいと思いますか?』って単語を集めたりして、リスナーさんと一緒に曲を作ったり」
さまざまな形でコラボに積極的にコラボしているあ子さん。
他にもアクセサリーに寄り添った物語を音楽で紡ぐなど、コラボするものも様々。多彩な才能に清水も驚くばかりです。
今回の「Happy 14th Birthday 小説コンテスト」コラボでは、大賞に選ばれた小説を音楽にしますが、何か意識していることは?
あ子「いつも曲を作る時に、自分の中で物語を考えながら作るようにしているんです。
今回は他の方の小説からということになるので、作者が小説に込めた思いとか主人公の感情とか作品に活かせたらいいなと思ってます」
どんな作品と出会い、音楽化できるのか、今から非常に楽しみにしていると語るあ子さん。
新しい作品とのコラボは、とてもチャレンジになるので刺激を受けるのが嬉しいようで、ワクワクしている様子。
来週も三次会としてインタビューは続きます。
(葉月智世)