バーチャルシンガーの鏡音リン・鏡音レンが発売されて間もなく14周年。
イラストコミュニケーションサービス「pixiv」(ピクシブ)との周年コラボ企画で楽曲を提供することになったのが、女性ボカロPでピアノプレイヤー、コンポーザーのあ子さんです。
12月11日放送の『RADIO MIKU EX』(CBCラジオ)では、番組初の女性ボカロPをゲストに迎え、清水藍があ子さんのルーツや数々のごどを尋ねました。
CBCラジオとの"縁"
実はあ子さん、ラジオ番組の出演は2度目。
先月『たかぴぃのクリエイターズミッドナイト』(InterFM897)へ出演した回をしっかりチェックしていた清水。
『RADIO MIKU』とは何かと"縁"のある番組です。
清水「ずるい、先越された!ってめちゃめちゃ思ってました」
あ子「私も、この番組に呼んでくれないかなぁ?ってずっと思ってました」
実はあ子さん、CBCラジオとピアプロ(クリプトン・フューチャー・メディアの運営する投稿サイト)の公式コラボで募集していたステーションジングルで、最初(4月放送分)に選ばれた"縁"があったのです。
「未来へつなぐこの気持ち CBCラジオ♪」というジングル、聞き覚えがある人もいるかもしれません。
あらためてジングルを聴いてみて、4月から時間がかなり経っていることに驚くあ子さん。
初の作曲は何歳で?
現在大学生のあ子さんは、勉強で忙しい傍ら、曲作りに励んでいます。
音楽を始めたきっかけや時期について質問する清水。
あ子「2歳か3歳の頃からヤマハ音楽教室に通ってて。最初はピアノやエレクトーンとか鍵盤を弾くことから始めたんですけど、その中にJOC(ジュニアオリジナルコンサート)っていうコンクールがあるんですよ」
このコンクールで、毎年曲を作るうちに作曲の楽しさに目覚めたと言います。
コンクール以外でもどんどん曲を作るようになり、今に至っているそうです。
初のオリジナル曲を作ったのは、なんと5、6歳の頃。自分で歌うのではなく、ピアノでメロディを作ったとのこと。
現在、あ子さんはコンポーザーとしてマンガ広告の裏で流れている曲を作る仕事もしていますが、イメージとしてはその広告の裏で流れているものに近いんだとか。
その後、小4でドラムをはじめ、中学で軽音楽部に入部してからギターとベースを始め、とにかく楽器は何でもやろう!と思っていたそうです。
ボカロとの出会い
続いて、ボカロとの出会いについて。
あ子さんが中学生の頃、「初音ミク」によるボカロブームが来たそう。
友だちから「これ面白くていいよ、絶対に笑えるから見て!」とおすすめされたのが、家の裏でマンボウが死んでるPさんの「粘着系男子の15年ネチネチ」でした。
笑えると聞いていたのに、泣ける曲でボロボロ泣いたとか。
聴いた後は、すすめてくれた友達に「すごくよかった!面白いだけじゃないやん」と連絡したそうです。
その後、様々なボカロPの曲を聴くようになったとのことでした。
憧れのボカロPの曲をリミックスしたきっかけ
ちなみに、あ子さんは後に「粘着系男子の15年ネチネチ」をリミックスしています。
あ子「2019年からマジカルミライのイベントにも出させていただいていて。自分のブースの近くに、家の裏でマンボウが死んでるPさんがいらっしゃったんですよ」
熱い思いを伝えるために列に並び、CDを買って「人生で一番最初に聴いた曲が、家の裏でマンボウが死んでるPさんのです!」とご本人に伝えました。
その時のご本人のリアクションは「え?変わってるねえ」とのこと。
家の裏でマンボウが死んでるPさんはこの出会いを覚えていて、その後あ子さんに「粘着系男子の15年ネチネチ」のリミックスを自ら依頼しました。
この曲をリミックスした後、曲を薦めてくれた友だちに聴いてもらったところ、曲を聴いて泣いたと返信してくれたそうです。
また前述したCBCラジオのステーションジングルに応募したきっかけなどを語ったあ子さん。次週はどんな話を聞かせてくれるのでしょう。
(葉月智世)
RADIO MIKU
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2021年12月11日20時33分~抜粋