RADIO MIKU

ボカロP・蜂屋ななし改め 栗山夕璃が「地獄の曲作り」を激白!

12月4日放送の『RADIO MIKU EX』(CBCラジオ)では、クリエイターズゲストとしてボカロPの蜂屋ななし改め、栗山夕璃さんが出演しました。

先週でいったん終わったインタビューですが、今回はその番外編。
清水藍が曲作りに使っているソフトのことなどを尋ねるうちに、いつしか清水が初音ミクで作った楽曲「ごはんのうた」の感想までもらうことに。

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使っているソフトは?

栗山さんから「何でも聞いてください」と言われた清水が尋ねたのは、楽曲制作で使用しているソフトウェアについて。

栗山「オーディオインタフェース(マイクや楽器をPCに繋ぐための機器)が、Universal Audio APOLLO TWINで、ソフトはSONARが潰れちゃって、今は(Cakewalk by)BandLabとAbleton Live。ミックスがPro Toolsですね」

SONARについては、以前この番組に出演したcosMo@暴走Pさんが話題にしたことがあります。

清水「cosMoさんにインタビューした時に『SONARを使ってる』って仰ってて。ハチ(米津玄師)さんも使ってて。cosMoさんはパソコンが古いまま一生懸命作ってるって言ってましたよ、更新せずに」

この話は、栗山さんも知らなかったようで、興味津々でした。

ちなみに、栗山さんの作曲法は2つのパターンがあるそう。
"地獄の作曲パターンの時"は、とにかく思いついたものを形にして気に入らないところを消していく苦しい作業。
もうひとつ、"天啓が降りてきた時"は曲や世界観・歌詞も大体できているので楽なんだとか。
 

スランプの脱出方法

曲作りも、天啓が降りるばかりではありません。むしろ苦しみながら作っていることが多いと苦笑する栗山さんに次の質問です。

清水「行き詰ったら、どうやってスランプを脱しますか?」
栗山「行き詰ったら、そのままいっちゃいますね」

他のボカロPは行き詰ると、スランプを脱して100%になるまで曲の投稿をしない人が多い中、栗山さんはその時に作れる精一杯の曲を投稿するそうです。
個人で曲作りをするのであれば、このスタンスでもいいそうですが、バンド活動では許されないとか。

栗山「バンドだと、『おい栗山、これダメだよ』って言われますから」

Van de Shopの活動では、"地獄の作曲パターン"に陥ることも多々あるとのことでした。
 

清水の曲を聴いた感想

清水は大胆にも、自身が初めて制作した「ごはんのうた」の感想を聞いてみます。

清水「ボカコレに曲をあげたんですけど…もしかして聴いてくださったんですか?」
栗山「今すぐ聴きますね、すみません。お待ちくださいね」

インタビュー中に検索を始めた栗山さんに対し、清水はねじ式さんと一緒に作ったことや、イラストを描いたことをアピールし。

栗山「めっちゃいいじゃないですか!」

思わぬ言葉に、舞い上がった清水。
「今度ラジオで栗山さんに褒められたって言おうっと」

栗山さんは、曲の調声にたかぴぃさんが関わったことにも注目。実際にパソコンから「ごはんのうた」がフル再生される事態に。

栗山「(曲の間に右から左へ流れる)コメントが超面白かった(笑)」

清水も曲の制作過程について説明するうち、強要という名のおねだりをねじ式さんたちにしていることを告白する結果になりました。
栗山さんも、自身が曲を作り始めた頃の楽しさと大変さを、清水の話を聞きながら思い出したようです。

ショートカットや調声の難しさなど「覚えるまでが大変だった反面、時間を忘れるほど楽しかった。もちろん今も楽しい」と笑いました。
(葉月智世)
 
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2021年12月04日20時32分~抜粋

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