RADIO MIKU

バンド活動へ挑戦するボカロP・蜂屋ななし改め 栗山夕璃

11月27日放送の『RADIO MIKU EX』(CBCラジオ)では、クリエイターズゲストとしてボカロPの蜂屋ななし改め、栗山夕璃さんが出演しました。

ソロ活動についてだけでなく、栗山さんをメインに結成されたバンドVan de Shopまで、清水藍によるインタビュー第2弾です。

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人間の声で表情を表現したい

前回のインタビューでは"蜂屋ななし"時代の話題でしたが、今回は"栗山夕璃"名義になってからの話題です。

清水「蜂屋ななしではなく、栗山夕璃でやりたい音楽表現はどんなことですか?」
栗山「ひとつは、自分の声で歌うっていうのが大きく違うかなと。
ボカロの声と自分の声の違いって、機械か人間かってことですけど。人間の声って喋っている時の表情が見えたりするんですよね」

栗山さんが歌う時に意識していることは?

栗山「楽曲のコード・メロディ・歌詞などに思いや感情があるので、それを表現する気持ちで歌ってますね」

自分で作詞作曲し、自身の声で歌うからこそできる表現。まさに目指す音楽表現とも言えます。
 

Van de Shop

栗山さんは、ソロ活動以外にもバンド活動を始動させました。
先月10月29日に解禁されたばかりのグループ名は"Van de Shop"。

栗山「2016年に一度『ONE OFF MIND』って曲を友達同士で作ったんですけど。その時のメンバーで5年ぶりにやっとバンド活動できるなっていう感じです」

栗山さんが端倉鑛(Manipulator, DJ)、仁井伯(Piano, Key)と3人で結成したバンドは、メンバー全員が作詞作曲・編曲ができるマルチな才能に溢れたバンド。

ちなみに曲作りの際は、曲によって核になる人が違うとのこと。
「こういう曲の構想がある」と言い出したメンバーが核となって、曲作りを進めるスタイルを取っているそうです。

清水「新しい曲が出る度に、いろいろな一面が見れそうですね」

清水の感想に、栗山さんも「曲のクオリティは高いと思いますよ」と自信を覗かせます。
 

デビューシングルに込めた気持ち

Van de Shopとして11月26日にはデビューシングル「レセプション」を配信リリース。この曲に込められた思いとは?

栗山「受付って意味で。0曲目みたいな気持ちで作ってましたね。僕たちVan de Shopのショップに入ってくる時の受け付けの曲ですね」

「こんな曲やりますよ、観て行ってください」という気持ちと、「服装や声の大きさには注意してね」という茶目っ気を込めた曲だと笑う栗山さん。
 

楽しんで作ることが大切

改めて自分で歌ってみて感じるボカロ楽曲の良さについて「自由なところ」だと語ります。
メロディの跳躍も気にせず暴れまわることができ、どんなジャンルに挑戦したり、混ぜたりしても受け止めてくれるところがあるとのこと。

今年になってボカロPデビューを果たした清水は、栗山さんに初心者へのアドバイスを要望します。

栗山「楽しくやっていれば、うまくなっていくと思うので」

実は栗山さんの弟も、ボカロ曲を制作しており、質問される機会が多いんだとか。

「完璧じゃなくていい、楽しく自己満足で投稿してリスナーからの反応が嬉しくなったらまた作る原動力になり、続けていれば音楽理論などもわかってくる」

とにかく作り続けることの必要性を説きました。
(葉月智世)
 
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2021年11月27日20時34分~抜粋

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