RADIO MIKU

エリアを系列を超えたボカロP vs ミク好きパーソナリティ

東京のInterFM897で深夜番組『たかぴぃのクリエイターズ ミッドナイト』を担当しているボカロPのたかびぃさんが、7月11日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU EX』にゲストとして出演しました。

つまり今回はラジオパーソナリティ同士の対談というわけですが、話題は本職のボカロPについて。
たかぴぃさんの意外な音楽歴と『初音ミク』への関わりの変化について明かされます。

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たかぴぃさんの意外な仕事の一面

清水「たかぴぃさんは、ラジオのパーソナリティという肩書もありますが、本職は音楽家ですか?」

たかぴぃ「『たかぴぃ』としては作詞作曲してますね。僕はボカロPになる前に普通に音楽を作る仕事をさせていただいていまして。
そちらでは名前の出ない曲を作る人で。詞は一切書かず曲だけ書いてました」

意外な答えに驚いた様子の清水。さらに質問を重ねます。

清水「どんなところで、どんな曲を書いていたんですか?」

たかぴぃ「具体的にはちょっと出せないですけど。世の中にはいろんなタレントさんやアイドル・アーティストさんがいらっしゃいますけど。彼らがデビューするまでの楽曲だったり、下支えする作曲家っているんです。そういう人たちに曲を書いて、歌ってもらってデビューさせる感じですね」

昔からオリジナルの曲は書きまくっていたというたかぴぃさん。他人の曲をアレンジすることもあったんだとか。
名前が出る出ないに関わらず、曲作りを極めてきたことが伝わってきます。
 

音楽を始めたきっかけ

たかぴぃさんが音楽を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

たかぴぃ「僕もボカロPのねじ式さんと一緒で、バンドをやっていたので」
清水「バンドをしていたのは、いつぐらいですか?」
たかぴぃ「中学校の頃…かな」

思わず、清水が「カッコいいですね」と褒めるも「モテませんでした(笑)」とたかぴぃさん。

たかぴぃ「ギターを持ったのが中学生で。昔からピアノはやってたんですけど、挫折しちゃって。
それでパソコンで音を出したりシンセサイザーとか。ポップな音楽を始めたのが中学生の頃ですね」

さらに、DTM(デスクトップミュージック)を始めたのが中学1年の頃だったと明かしたたかぴぃさん。

「今の若い世代なら、中学1年でDTMを触り始めるのは決して早くない」と言いつつも、スマホもない時代としては早熟なたかぴぃさん。

パソコンや周辺機器を買ってもらい、短い曲から作るようになり、ゲーム音楽のコピー、バンドでギターと移り変わっていったとのことでした。
 

気になるボカロとの出会い

音楽と出会った後、ボカロに触れたきっかけが気になるところ。

たかぴぃ「当時ある音楽制作会社にいまして。仕事でMitchie Mさんの『FREELY TOMORROW』って楽曲に出会ったんですよ。

聴いた時に『これボカロなんだ』って、あの曲を聴いた方ならみんな最初思ったであろうベタな感想を持って。
『ボカロってこういうことができるんだ』って思って、初めてボーカロイドの声と向き合いました」

2007年の発売日にソフトウェア『初音ミク』を購入していたにもかかわらず、仮歌という用途に使いづらいと感じて放置していたというたかぴぃさん。

しかしMitchie Mさんの曲と出会ったことで、初音ミクをボーカリストとして捉えるようになったんだとか。
初音ミクに曲を書いてあげたいな」と心境の変化があったことを明かしました。

以前は他人に曲を提供しても買い取り(権利一切を他人に渡すこと)していたと言うたかぴぃさん。
自分の名前で曲を書いて勝負したいと思っていたものの、本名では難しく、勝負できる手段を求めていました。ボカロは自分の名前で勝負するのにちょうどマッチしたようです。
 
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2021年07月11日18時04分~抜粋

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