RADIO MIKU

ボカロP必読!瀬名航さんが語る、ニコ動投稿からプロになるまで

歌声合成ソフト「初音ミク」を使ってボカロPとして音楽活動を始め、現在はアイドルやゲーム等にも楽曲を提供している音楽作家の瀬名航さん。
CBCラジオ開局70周年キャンペーンソング「時代を超えた遊び場で」を手掛けました。

ファン歴13年の清水藍が、瀬名さんに楽曲制作依頼を受けた時の心境や、楽曲のこだわりポイントについてインタビューしました。

4月18日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU EX』より。

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楽曲依頼を受けた心境

1951年9月1日午前6時30分に、日本初の民間放送局として第一声を発した名古屋のCBCラジオ。
開局から70周年、その周年キャンペーンの公式イメージイメージキャラクターに、バーチャルシンガー「初音ミク」を起用しています。

瀬名さんが、そのキャンペーンソング「時代を超えた遊び場で」の依頼を受けた心境について話しました。

清水「開局70周年キャンペーンソングの製作依頼のお願いを受けた時というのは、どんな心境でしたか?」
瀬名「本当に?って思いましたね。なんで僕にきたの?って。認めてもらえたようで嬉しかったですね」

この答えを聞いた清水は笑っていましたが、瀬名さん本人はとても驚かれたと同時に、すぐには信じられなかったようです。
 

楽曲制作依頼を受けた後は

高校1年生でニコニコ動画に楽曲投稿を開始、大学2年生の頃からは学業の傍ら、アーティストに楽曲提供の仕事もしていた瀬名さん。
では、キャンペーンソング制作依頼の話を聞いた後、思わずとった行動とは?

清水「キャンペーンソングの製作依頼が来た後、リサーチはしましたか?」
瀬名「しましたね。もともとエゴサーチしていたんです。『雪が弾けたその場所で』という楽曲を出したんですけど、その曲がラジオで流れたらしいって聞いて。その後調べて、radikoで(『RADIO MIKU』を)聴いていました」

『RADIO MIKU』で自分の楽曲が流れていたことを知っていた瀬名さん、そんなラジオ局からの楽曲制作依頼なら…と思ったそうです。
清水も、瀬名さんが放送を聴いていてくれたことに感激し、思わず番組の感想を聞いてしまったほど。

瀬名さんも、『RADIO MIKU』は中高生の頃に聞いていた曲も多く流れていて懐かしく思っていたんだとか。
 

「初音ミク」とはどんな存在?

今回、キャンペーンソング「時代を超えた遊び場で」を作る時にこだわったポイントはあるのでしょうか?

瀬名「全箇所こだわってはいるんですけど。特にジャンルは決めず、いろいろな音を詰め込んだというか」

「ラジオが持つ特性」を意識して、瀬名さんが持つ様々な引き出しから音を詰め込んだ結晶が「時代を超えた遊び場で」になったと語りました。

その他にも「ここで一番聴かせたい音は何だろう?」といった視点から音を聴かせることや、歌詞についても「過去・現在・未来を考えて作った」とのことでした。
では、瀬名さんにとって「初音ミク」とはどんな存在でしょうか?

瀬名「今の僕にとっては、長年寄り添った相棒のような存在ですね。僕のやりたいことを十二分に表現してくれる頼もしいパートナーっていう感じです」

と、今回の楽曲や「初音ミク」に対する深い愛情、さらにsasakure.UKさんに強い影響を受けたことなどを語った瀬名さんでした。
(葉月智世)
 
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2021年04月18日18時05分~抜粋

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