酒井直斗のラジノート

トナカイ姿のピン芸人が困惑!サインをしたら親たちが激怒?

名古屋や埼玉で活動するピン芸人の酒井直斗は、寄席などお笑いステージ以外にも、ラジオやテレビなどメディアでの仕事もしています。

12月27日放送のCBCラジオ『酒井直斗のラジノート』では、愛知県刈谷市を拠点とするケーブルテレビ「KATCH」のロケで起こったハプニングについて報告しました。

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トナカイなのにサンタ口調

KATCH(キャッチネットワーク)でのの仕事で、愛知県高浜市の小学校から中継することになった酒井。
 

中継するのは、日曜午前に行われている少年野球の練習風景でした。
その日はクリスマス前ということで、酒井はトナカイ姿に、女性アシスタントはサンタ姿に扮しての訪問です。

ところが…

酒井「俺、トナカイなのに、オンエア前の説明で『トナカイの酒井さんは、白い袋にお菓子がたくさん入っているので担いで、持って行ってサンタらしいコメントをお願いします』って言われた」

袋を担ぐのは本来サンタの仕事ですが、なぜか命じられたのはトナカイ姿の酒井。

違和感を覚えながら、トナカイ姿の酒井は「フォッフォッフォッ、メリークリスマス!」とサンタとしか思えない口調で、指示通りにプレゼントを配りました。

トナカイからプレゼントを受け取ったこどもたちも、酒井を見ながら首をひねっていたそうです。

こどもと対決するトナカイ

単にプレゼントを配っただけでは、中継として面白くありません。
そこで酒井は、少年野球チーム「ラビットボーイズ」のピッチャーと一打席対決する流れになりました。

酒井「小学校の頃は野球やってたんだけど。相手は小6のピッチャーで、30歳のデカいトナカイの対決。トナカイ姿でヘルメット被って、小学生用バットを持つ俺…」

とは言え、こども相手に、打席に入った途端に本気モードになってしまった酒井。
「絶対に打ってやろう」と思ったそうですが、ピッチャーフライに打ち取られてしまいます。

ところがピッチャーの少年は、打球をグローブから落としたのです。
走り出していなかった酒井は、選手のこどもたちに「走れ!」とどやされる羽目に。

中継が終わってから、再度対決することになった酒井。
第二打席では左中間に打ち、セカンドへ進むとこどもたちからも歓声があがったそうです。

その場を盛り上げた達成感に浸った酒井、仕事を終えたとばかりホームベースヘ戻ろうとします。
内野手にタッチアウトされ「最後まで気を抜いちゃだめだよ!」と、今度は説教されてしまいます。

サインを求められて困惑

こどもたちからどやされたり説教されたりと、散々の酒井ですが、対決後にこどもたちに取り囲まれ、帽子とペンを差し出されてサインをねだられたそう。

喜んだものの、渡された帽子には既に誰かのサインが入っていました。

それは、今年福岡ソフトバンクホークスからドラフト2位指名された岩井俊介選手のもの。
岩井選手は高浜市出身で、かつてこの「ラビットボーイズ」に所属していました。
そのため、サイン入りの用具などを寄贈していたのです。

「ドラフト2位の選手の横に書いていいのだろうか?」と複雑な気持ちになったようです。

サインを済ませ、次の中継場所に向かうためにグラウンドを去る酒井、ふと振り返ったところ、そこには驚きの光景が…。

母親に叱られるこどもたち

酒井「ほとんどの小学生の子たちが、母親に叱られてたの!そりゃそうだよね、岩井選手の横にわけのわからないトナカイ男のサインだもん…」

成り行き上サインせざるを得なかったとはいえ、「今後は高浜市に近づけないかもしれない」とせつなく苦笑する酒井。
酒井自身がもっと芸人として売れれば、少年たちの帽子のサインにも価値が出るかもしれません。

その一方で、来年岩井投手が活躍し、新人王に選ばれて高浜市に凱旋帰郷した時は、中継をそこにぶつけ、自分もちゃっかりサインをもらおうと画策する酒井でした。
(葉月智世)
 
酒井直斗のラジノート
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2023年12月27日22時04分~抜粋

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