酒井直斗のラジノート

「真のオトナ」のゴールは、自分の給料で家族にご馳走!ローカル芸人の恩返し

名古屋のピン芸人・酒井直斗は11月に30歳の誕生日を迎えるまでに「真のオトナになる」という目標に向かって、様々なことに挑戦して来ました。

12月6日放送の『酒井直斗のラジノート』(CBCラジオ)では、その目標の集大成とするべく、両親と姉に「自分の給料でご飯をおごる」を実行したことを報告しました。

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真のオトナの集大成

30歳の誕生日を迎えるにあたり、大阪のユニバーサルスタジオジャパンへの日帰り旅行など、真のオトナを目指していろいろ取り組んできたと話す酒井。

酒井「僕がずっとやりたいなと思っていたことを実現できたのが今週。実家の家族をご飯に連れて行くというのをやりました」

社会人になったこどもが「親への恩返し」として初任給でご飯に連れて行ったり、プレゼントを贈るということがあります。
酒井自身、実家の家族との食事で自分が代金を支払うことも多いそうですが、今回は奮発して両親・姉におごったのは、高級カニ料理。

コースメニューを見ても内容がよくわからないので、ひとまず席だけを予約しました。

しかし、酒井を入れた家族4人全員がコースを注文した場合、飲み放題がついていないこと、家族全員がよく飲むことを考えると不安になった酒井。
1ヶ月の小遣いと貯めていたお金、合わせて8万円を財布に用意します。

食事前に『ウシジマくん』

そして当日。朝から8万円が財布に入った状態で仕事に行きますが、普段と違う大金を持っていることに落ち着きません。

酒井「大金を持ってるから、勘違いしちゃうの。コンビニに行ったら、いつもは絶対買わないちょっと高いプレミアム肉まんとか買おうとしちゃうわけ」

肉まんと食べながら仕事をこなし、夜に名古屋市の大須にある実家に向かいます。

リビングに入り、すでに全員揃っていると思ったのもつかの間、なぜか家族がテレビで観ていたのは『闇金ウシジマくん』でした。
「これからおいしいものを食べに行くという時に、何でこんな暗い映画を観ているんだ」と思いつつも、家族を連れてお店へ向かう酒井。

個室に案内され、まず飲み物を注文。その後、メニューを見て何を食べるか話し合います。

ところが「高いコースを注文すると直斗に申し訳ないね、ちょっと抑えようか」と両親と姉、3人が酒井に聞こえるように相談し始めたのでした。
「気にしなくていいから!」と言う酒井の声も、聞き入れてくれません。

頼むからやめてくれ!

3万5千円程度で済めば、と予想していた酒井ですが、茹でガニ1杯1万円、コース2つ各1万円を頼むことになり、この時点で3万円。しかも飲み物は別料金。少し焦り始めます。

そんな中、父は真っ赤な顔で「直斗はなんでこんなに真っすぐ育ったんだ」としんみり。すでに家でビールを飲んでいたので、すっかり出来上がっています。
母はマイペースにカニを食べ、姉は気を使ってちびちびハイボールを飲み、三者三様の食事は続きます。

その後、母親が予想外の行動に出ます。

酒井「最初に頼んだ茹でガニの身に、ちょっと取れない身が残っとるじゃん。食べ終わったカニの殻を、カニすきの出汁にシャコシャコシャコってやって。残ったカニの身を全部、鍋に染み込ませるのよ」

家ならまだ許せるものの、ここは高級店。しかも、テーブルには専属の配膳担当もいたため、恥ずかしさでいたたまれない気分になった酒井。

結果、持参していた8万の予算には収まったものの、ちょっと思っていたより高くついた恩返しとなりました。
(葉月智世)
 
酒井直斗のラジノート
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2023年12月06日22時00分~抜粋

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