酒井直斗のラジノート

名古屋・堀川で「夜のクルーズ」に乗船したら、景色そっちのけになった理由

名古屋市の都心を流れる堀川では、11月26日までの期間限定で「なごや堀川クルーズ」というイベントが開催されています。
このうち土日の夜には、暗闇と静寂の中で堀川の歴史に触れられる「Night Adventure Cruise」という特別コースが設けられています。

11月15日放送のCBCラジオ『酒井直斗のラジノート』では、パーソナリティの酒井直斗が、この夜のクルーズに参加したエピソードを披露しました。
果たしてどんなクルーズとなったのでしょう?

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クルージングは地元の川で

まず「俺が行ったクルージングは、みんなが想像するのとは違うから!」と話す酒井。

酒井「普通想像するのは海で、客船に乗ってランチを食べながらとか、アフタヌーンショーを飲みながらとか、1時間40分の船旅です!みたいなことでしょ?
違うから。俺は30分堀川のクルージングだから」

「自分のキャラは豪華客船の優雅なクルーズじゃない」と自虐します。

堀川は、名古屋都心部を流れる川。
江戸時代初期、名古屋城が築城される際、伊勢湾から名古屋城付近まで建築資材のための運河として作られたのがその起源と言われています。

酒井は、学生時代から堀川の歴史などについて学んだそうで、水質調査に行ったり、以前シャチが迷い込んだ歴史を習っていました。

普段なかなか見る機会のない堀川からの街並みを眺めたいと考えていた酒井。
11月26日までの期間限定で行われている「なごや堀川クルーズ」の特別コース「Night Adventure Cruise」に参加することにしました。

堀川再発見のために参加

コースは伏見駅近くの納屋橋付近から出発し、名古屋城方面へ進んでUターンしてくるというもの。
夜のクルーズということもあり、のんびりしながらちょっとは優雅な気分になれると期待し、乗船当日を迎えます。

当日乗り場で受付を済ませて待っていると、係員のおじさんに話しかけられました。

係員「今日はどちらから来られたんですか?」
酒井「地元です」
係員「なんだ地元か」

それでもおじさんは「地元でこのクルージングを知らない人も多いから楽しんで」と言いながら、一枚の紙を酒井に渡します。

その紙は、クロスワードパズルのようにところどころ文字が入ったもの。
空欄の文字を埋めて回答できたら、景品がもらえるそうです。

のんびりできると思ったら

クルージングが始まる前、酒井は地元民の特権でわかる問題を先に埋めた状態でスタートしたとか。
そして回答用紙に加えて渡されたのがブラックライト。
このブラックライトで川の両側に隠れている文字を照らし、問題を解くのだそうです。

ガイドからは「問題を解くのに忙しいので、のんびりしたクルーズだと思っていた方は残念でした」とまで言われたそう。

先に解ける問題には回答していたものの、結局文字を探すのに夢中になってしまう酒井。
しかも問題が予想以上に難しく、文字がなかなか見つからない事態に。

「皆さん、お互いに協力しあってください」とガイドに呼びかけられるも、乗客たちは声が小さく協力体制とは言いがたい雰囲気だったとのこと。

ここで、ピン芸人である酒井は、意外な本領を発揮してしまいます。

職業病が無意識に発動

酒井「俺はさ、最後列にいたんだけど。どんどんブラックライトで照らしていって『22番は“へ”!』とか大きな声で言っちゃったの。
そしたら船頭のお姉さんが『お兄さん!とっても元気ですね』って言うの。もう恥ずかしかった」

酒井は別に船上を盛り上げようとしていたわけでもなく、司会などで大声を出す職業病が無意識に出てしまったようです。

その後、Uターン地点の名古屋城付近に到着した頃、雨が降り始めました。
屋根のない船は、明らかに往路よりスピードを上げて納屋橋に戻っていったそうで、夜景を楽しむ前にクルーズはあっという間に終わってしまったとか。

さらに問題をなんとか解いた酒井でしたが、景品は3等とこれまた微妙な結果。

まるで優雅なクルージングにはならなかったと苦笑する酒井でした。
(葉月智世)
 
酒井直斗のラジノート
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2023年11月15日22時05分~抜粋

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