酒井直斗のラジノート

フジ『めざましテレビ』に出演したローカルピン芸人、その後の悲しすぎる顛末

地方を主戦場とするお笑い芸人にとって、全国放送のテレビ番組に出られるチャンスは貴重です。

11月8日のCBCラジオ『酒井直斗のラジノート』では、パーソナリティの酒井直斗は、朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)に出演した経緯と顛末を報告しました。

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全国ネットの番組に出演したことを報告

番組冒頭「みんな!今朝は見てくれた?」と切り出した酒井。
この日の朝、『めざましテレビ』(フジテレビ系)に出演したことを興奮気味に報告。

「絶対にあり得なさそうな、ことわざになりそうなくらいの出来事」と続けます。
「ことわざの名古屋風アレンジ」が持ちネタの酒井、『めざましテレビ』のオンエアでも披露しました。

出演経緯についても説明。『めざましテレビ』のコーナー「FNSご当地うま撮GP」では、全国各地のおいしいものを2つ紹介し、X(旧Twitter)でどちらがおいしそうか制限時間を設けて投票を募るというものです。

今回愛知県のおいしいものとして選ばれたのが、気晴亭(名古屋市中区)の「しゃちほこ丼」と、朝日屋(名古屋市中村区)の「焼きみそ太きしめん」で、そのプレゼンターとして酒井が呼ばれたのです。

酒井は日頃から番組に縁があったわけではないので、声がかかった時は「なんで俺なんだろう?」と思ったようです。

アナウンサーからの紹介に複雑

生出演で起こったことを振り返ります。

酒井「7時20分くらいに7分くらいの中継があって自己紹介をして。その後、愛知のおいしいものランキングを5位から1位まで発表して、その中でも『進化系愛知グルメ』ってのを紹介する」

今回は、前述の「しゃちほこ丼」と「焼きみそ太きしめん」でしたが、これらを食べて酒井がコメントを言い、その後20分ほどX(旧Twitter)で投票タイム。20分後に結果を発表という流れでした。

酒井が最初に紹介されるところで、アナウンサーが酒井の経歴をうまくまとめてくれたそうですが、なんと「酒井直斗さんは、ラジオで活躍されているピン芸人さん」と言われたのです。

聞いた瞬間、「テレビに出演したのに、俺はラジオの人間って認識されているのか…」と何とも言えない気分になった酒井。
さらにアナウンサーは「『名古屋ことわざ』がいま話題になっています」と続けますが、「一度も話題になったことがない」と自嘲気味に断言。

しかもそのネタも数年前に単独ライブ等でやっていたもので、YouTubeなどで観てこんな紹介文ができあがったのではないかと分析。

とは言え「話題になっている」と言われてしまったからには披露しないわけにもいかず、テレビ向きのネタ候補をいくつか出しました。
例えば「鬼に金棒」を名古屋風にした「スガキヤ半額セール(ただでさえ安いのに、さらに安くなって最強)」など、複数のネタを提案したそうです。

録画予約がない?その真相は…

実際に番組で披露したのは「二階から目薬」が基となった「観光客の手羽先の食べ方」というネタ。
本当にやりたかったネタ候補は却下されてしまったそうです。

酒井「結果的にスタジオで笑いが出たってのを聞いて、家帰ったら(録画を)見たかったの、すぐに」

帰宅してレコーダーの録画リストをチェックした酒井ですが、そこに残っていたのは『THE TIME,』(TBS系)でした。

安住紳一郎アナウンサーのファンである妻が、毎日録画していたものでした。
酒井が後から予約した『めざましテレビ』は、レコーダーの機能の都合で受け付けてもらえなかったようです。

自分の出ていた場面を見られず、さらにSNSで「私は愛知県生まれ・愛知県育ちだけど、こんなローカルタレントは見たことない」という視聴者のポストを目撃してしまった酒井。
全国ネット生出演は、想定外のせつなさで終わりました。
(葉月智世)
 
酒井直斗のラジノート
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2023年11月08日22時00分~抜粋

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