酒井直斗のラジノート

ファンモン魂を受け継ぎ新たに進化させる、モン吉登場!

元・FUNKY MONKEY BABYS(ファンモン)のモン吉さんが、12/23の『酒井直斗のラジノート』にゲスト出演しました。

2013年にファンモンが解散し、世界各国を旅して回った後、2016年よりソロ活動をしているモン吉さん。
酒井とは別番組で会って以来1年半振りの再会。酒井が中学の時からファンモンの大ファンだということも、ちゃんと覚えている優しいお方です。

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自由なモン吉さん


今年はモン吉さんにとってどんな1年だったのでしょう。

いろんな夏フェスに参加したり、夏頃からアルバム制作を始めたりしたので、夏から精力的に活動していたというモン吉さん。夏までは何をしていたか覚えていないとか。
というと語弊がありますが、ソロで夏フェスに参加する経験があまりなかったので、その印象が強く残っているんだそう。

ソロライブ自体は既に何度かやって感じはつかめていたので、夏フェスでは「気負わず楽しくやれればなあ」という感覚で臨み、緊張せずに楽しめたんだそうです。

そんなモン吉さんがライブで緊張するのは、「MC(おしゃべりの時間)でこれを言わなきゃいけない」というのが決まっている場合。
「どこで何を言うんだっけ?忘れちゃった忘れちゃった!」と焦ってしまうと言います。
なので基本は「MCで何を言うのかは決めずに気楽にいって、しゃべることがなければお客さんに振っちゃう」ということでした。

「これをMCで話してくださいね」と人から頼まれても、メモとかはせず、「(記憶が)飛んだら飛んだで、しょうがないや」「それを正確に伝えたところで…という感覚なんで(笑)」と語るモン吉さん。この自由奔放さが魅力のひとつでもあります。

ちなみにライブのMC自体も、きっちりここでしゃべるぞ!というスタイルじゃなく、しゃべりたい時にしゃべるそうですよ。

アルバムタイトルの由来


「でもこちらは正確に伝えなきゃいけないと思うんですよねー」と言いつつ、うまいこと酒井がニューアルバムの告知につなげます。

12/13にセカンドアルバム『モン吉2』がリリースされました。実に1年4ヶ月振りのアルバムです。
それでもモン吉さんは「思ったよりあっという間で、意外に早く出せた」という感覚なんだそう。もう少しゆっくりと作るはずだったのが、ファンモン時代の「1年に1枚」ペースとあまり変わらなかったという。
まあ、ファンは待ちに待った状態なので、その方がいいのですけれども。

この『モン吉2』という超シンプルなタイトルについて、モン吉さんが説明します。
「1枚目のアルバムが『モン吉1』だったんで、自然と『~2』というのが思い浮かんだし、急に『グローリーデイズ』みたいなタイトルになっても、前からのファンの人は“どうしちゃったの?”ってなるだろうし(笑)」

それに、こんな理由もあるそうです。

「タイトルを決めちゃったことによって、コンセプトが固まっちゃうのも曲調が縛られるのもイヤなんで。もう良い曲ができたものの集合体というか、作ってたその時期のベストを込めた、“捨て曲”無しでいけたら一番いいかなと思って」

曲数合わせのために作るような“捨て曲”が無いようにしたいという、モン吉さんのこだわり。
もちろん、全てのアーティストは真剣に曲作りをしているし、最初から捨て曲を作ろうなどとは思っていないでしょうが、人間ですから。隙が生まれるのともあるかもしれません。

前代未聞のアルバム推し曲投票


捨て曲無しのこだわりの一環として、今回のアルバムでは「リード曲をファン投票で決める」という試みがなされました。

リード曲とは、そのアルバムの中でアーティストやレコード会社がイチオシする曲です。それを生産者ではなく消費者に決めてもらうという斬新な企画の結果、見事リード曲に選ばれたのが「茜空」でした。

これは、小さな子どもを思う親の気持ちを歌った曲で、モン吉さんいわく「アルバムの中の良曲」というイメージで作ったと言い、投票1位になるとは考えていなかったそうです。

ただ、振り返ってみれば、ファンモンは元々身近にあるものをテーマにしていたチームで、この『茜空』もすごく近くにあるテーマなので、ファンの心に響いてくれたのかもしれないと、改めて思ったんだそう。

一方、酒井の個人的な推し曲は「Dear Mama」。
タイトルだけだと一見、自分の母親に対する曲なのかなと思えますが…。

モン吉さん「最初にタイトルだけ決まってまして。スタッフさん含めてそういう曲を書こうという話になって。で、書き始めたら『ママって実際に呼んでるの、奥さんだなあ』と思って。逆にそれも面白いかなと。それで急に方向チェンジして作りましたね」

モン吉さんは、こどもが生まれてからは奥さんのことをママと呼んでいるそうです。のび太くんのパパと同じですね。

酒井「ママからモン吉さんは何て呼ばれてるんですか?」
モン吉さん「何だろう?…『おい』とか(笑)」

ジャケ写は超ヤバイ絵


ファンモンのCDのジャケット写真(ジャケ写)は、ずっと有名人の顔写真が使われていました。
「ソロになったからってその流れを止めるのも違うかな」とモン吉さんは思ったそうで、1枚目のアルバムには自分の顔写真を使ったと言います。

そして今回の『モン吉2』ですが、「2枚目も顔写真にすると、縛られる感じがしたんで。絵だろうがCGだろうが別に顔だったら何でもいいやと思って。そう言えば周りに絵を描けるオジサンいたなあと思って」

…というわけで、元ファンモンのDJで、現在は実家のお寺の住職を務めているDJケミカルさんに電話をし、依頼をしたら二つ返事で引き受けてくれたのでした。

恐らくレコード会社の大人の人たちが「かわいい感じで」「もっとカッコよく」などといろいろ注文をしたと思われる図案がいくつかある中で、「一番超ヤバかった」ものが採用されたんだとか。
一番目を引くキャッチーなデザインだということで、皆さんもぜひチェックしてみてはいかがでしょう。
(岡戸孝宏)

酒井直斗のラジノート
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2017年12月23日22時26分~抜粋

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