酒井直斗のラジノート

酒井直斗が岐阜県土岐市で出会った3つのお宝

名古屋で活動するピン芸人 酒井直斗が送る『酒井直斗のラジノート』では「聴くと日曜日、出掛けたくなる」をキーワードに、東海三県の魅力を再発見します。
その実践として、酒井自身が毎週東海三県内の市町村にノートを持ってリスナーに会いに行く企画が「ロケノート」。

今回はJR中央本線で名古屋を出て1時間弱、岐阜県土岐市へ出掛けました。

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地元の人すら知らなかった謎の銅像


土岐市駅に到着したのはド平日の午後3時。短縮授業の高校生すらいない模様。



出迎えてくれたのは、重量挙げの像。
この像について、番組宛てにツイッターで「土岐市民の私でさえ、酒井君のツイッターで気づいたよ」とのメッセージが。
さすが、その土地の魅力を再認識する企画だけのことはあります。

丘の上に「どんぶり会館」なる施設があるようで、そこへ向かおうと歩き出したところ、早速女性リスナーに出逢う酒井。
おすすめの場所を尋ねると「どんぶり会館ですけど、山の上なのでクルマじゃないと難しいと思います」とのこと。

どんぶり会館はその場所から6キロだそうですが、その間に信号は3つ。同行ディレクターは「歩くか」と提案しますが、女性の「山の上」という不穏なワードを聞き漏らさない酒井です。
結局、その女性のお母さんが運転するクルマで送ってもらうことになりました。

酒井と駅長の兄弟仁義


「どんぶり会館」は土岐市肥田町にある「道の駅 土岐美濃焼街道」の愛称です。
アポなしでやってきたので、通常であれば取材は断られるところですが、酒井たち一行は温かく迎えられたのでした。



出迎えてくれたのはどんぶり会館の駅長・丹羽さん。
周辺の街がどんぶりの生産日本一だったことから平成10年(1998年)に作られ、この4月1日にリニューアルしたばかりだそうです。
まさにこの日は『酒井直斗のラジノート』の放送開始日。丹羽駅長から思いがけず「兄弟」と呼ばれてしまう酒井です。

どんぶり会館は陶器販売や陶芸教室も行われており、また2階には「どんぶり」だけあって丼物が充実したレストランもあります。

英語で説明したい三宝丼


レストランの「土岐の三宝丼」が気になって仕方ない酒井たちに、駅長が背後から「食べてったら?」のひと声。

ディレクターが「この三宝丼に乗ってるのは何ですか?」と尋ねると「それはね、英語で言った方がいいかなぁ」と答える駅長。
酒井が構えていると「英語で言うと、なんて言うのかなぁ」と続ける駅長。ナイスキャラです。

三宝丼に乗っているのは、地元の言葉で「へぼ」と呼ばれる地蜂の幼虫、イナゴの甘露煮、そして自然薯(ヤマイモ)。
山あいにあり寒さの厳しい岐阜県東濃地方では、虫を食べる習慣が今も残っています。保存が利く上にタンパク質も補えるからでしょう。

説明に納得していると駅長から「おごってあげるよ」と言われ、たじろぐ名古屋っ子の酒井。その表情を見逃さず「怖いんだろ?」と笑う丹羽駅長、やはりナイスガイです。

形がさ、まんまなんだよね


三宝丼は1日5食の限定メニュー。
ディレクターからその美味しさを伝えるよう指示された酒井、声を震わせながらも地蜂の幼虫から口にします。
「ん、ん、ん……おいしい!」

そして自然薯へ箸を進めようとして、またしてもディレクターから「イナゴ行ってください」と指示されます。
「あのさ、形がさ、まんまなんだよね…」
勇気を出して口に含んだところ、パリパリッとした甘露煮特有の歯ごたえと甘辛さが気に入った模様。

こうしてロケノートを終え、駅へ向かって山道を歩いていると、後ろからクルマがやってきました。
「歩いて帰るのかい?」
その声の主は丹羽駅長。駅まで乗せてもらうことになりました。実にナイスガイ。

最後まで土岐の方の優しさに甘えてしまった酒井直斗でした。
酒井直斗のラジノート
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2017年04月15日21時24分~抜粋

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