今シーズンのプロ野球も終盤戦に入り、クライマックスシリーズ(CS)争いが佳境を迎えています。
中日ドラゴンズは本拠地での6連戦を2勝4敗と負け越しましたが、野球実況を務める光山雄一朗アナウンサーは、まだまだ希望があると語っています。
光山が期待を寄せているのは、2002年度生まれの“同学年カルテット”と呼ばれる4人の若手投手。
9月8日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、特に金丸夢斗投手について詳しく紹介しました。
CSへ向けて若手4投手に期待
CS争いに食い込んでいる中日ドラゴンズは、9日からビジターでの7連戦に挑みます。
その中で光山が注目しているのが、髙橋宏斗投手、吉田聖弥投手、金丸夢斗投手、松木平優太投手といった、同学年カルテット4人の先発投手たちです。
この4人がこの連戦で順次先発すると予想し、「彼らが好投すれば、チームのラストスパートに勢いがつくのでは」と話しました。
今シーズンの金丸投手の成績
その4人の中でも、光山が特に注目しているのが金丸投手です。
今シーズン1軍では12試合に登板し、1勝5敗、防御率2.93という成績を残しています。
8月7日の阪神タイガース戦でプロ初勝利を挙げたものの、その後は勝利から遠ざかり、8月24日の広島東洋カープ戦では5回5失点。
味方のエラーも絡んだとはいえ悔しい登板となり、その後は2軍調整へ回りました。
9月2日にはファームで登板し、7回103球、被安打8、1失点という内容。
光山「ヒット打たれながらもなんとか粘って1失点にまとめたっていう、そんな印象があったんです」
3者凡退で終えた回は1回のみでした。
落合英二2軍監督、金丸投手をどう見る
この登板をどう見たのか。
試合後、落合英二2軍監督に取材を行ないました。
「『いいボール投げるなあ』では駄目。勝てるピッチャーにならないといけない。なぜあんなにいいボールがあるのに1軍で勝てないのか」
そう語った落合2軍監督は、その理由を本人に直接伝えたといいます。
詳細は明かされませんでしたが、金丸投手自身がそこから何を学び、今後の投球にどう繋げていくかが注目されます。
金丸投手の覚悟
試合後には光山が金丸投手本人にも話を聞きました。
「もうルーキーだからっていうような甘い考えはもう捨てて、一軍に上がったら勝利に導けるピッチングをしたい。クライマックスシリーズ、当然経験したいです」
力強く語った金丸投手。
その言葉からは、一軍の戦力として勝ちに貢献する覚悟がにじみ出ていました。
同学年カルテットの若き投手たちが、チームに上昇気流をもたらす鍵となるか。
ラストスパートをかける中日ドラゴンズの戦いから目が離せません。
(ランチョンマット先輩)
CBCラジオ #プラス!
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2025年09月08日08時28分~抜粋