CBCラジオ #プラス!

法話の合い間にピアノ演奏が好評!北海道・樺戸山金剛寺

11月26日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、北海道の浦臼町で変わった法話をしているお寺を話題にしました。
法話とは仏教の教えに基づいた話を一般の人にわかりやすく話すもの。

樺戸山金剛寺(かばとざんこんごうじ)住職・米田弘教さんに光山雄一朗アナウンサーが話を伺いました。

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ピアノ法話

北海道の浦臼町は札幌市と旭川市のちょうど中間地点くらいにあり、人口1,600人ほどの町です。電話取材時の気温はマイナス4~5度という寒さ。

樺戸山金剛寺は明治の後期に北海道に四国から入植してきた方々が作ったお寺で、明治29年の開祖と言われています。

米田さんのちょっと変わった法話とは「ピアノ法話」と呼ばれています。

米田さん「仏教の教えをわかりやすく説くのに1時間ほどの時間をいただいていますが、お話ばかりだと疲れてしまうので、合い間にピアノ演奏をはさんでお話をしています」

全体が1時間だと4曲前後演奏しているとか。
曲はリクエストを取り、その中から1曲ピックアップし、あとはその時の話の雰囲気にあった曲を選んでいます。
昔の曲から最近の曲までで2~3曲、クラッシックを1曲など、幅広く選曲しています。

ちなみに前回はMrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」を演奏したそうです。

きっかけはコロナ禍

「ピアノ法話」を始めたきっかけはコロナ禍だそうです。

もともと4歳くらいからピアノを習っていた米田さん。様々な場所でピアノを披露する機会があったそうです。

ところがコロナ禍に入り、寺を訪ねる方が少なくなりました。
そしてコロナ禍が終息した時、「法話とピアノをセットでやろう」と思いついて始まったのが「ピアノ法話」。
2022年から、半年に1回のペースで行なっています。

聴いてくれるのは幅広い世代の方で、20代から70代、80代、そして親子連れもあるようです。
ちなみに米田さんのピアノの腕前は、こどもの頃からコンクールで優勝経験があり、今なおコンクールにも出場しているほどの本格派。

寺を訪れる方の反応は、米田さんによれば「初めて来てすごく新鮮だった」「お話の間で演奏するのでとてもリフレッシュしてお話が聞けるし、曲のイメージと合っていて非常によかった」と好評だそうです。

レパートリー

「ピアノ法話」が行われるのは、基本的には3月と9月。
お彼岸の中日に合わせてお参りの際に開くので、半年に1回ずつのペースだそうです。

インドから中国へ渡ったお坊さんの話をした回があって、その時はゴダイゴの「ガンダーラ」を演奏してその流れで「銀河鉄道999」を演奏したそうです。

また、前述の「ケセラセラ」には応援ソング的な意味合いが強いため、「いろいろ大変だと思っている方も頑張っていきましょう」というまとめの際に、エンディング曲として弾いたそうです。

ちなみに樺戸山金剛寺では、他にもいろいろな試みをしています。
ひとつは「夏のてらこや」。夏休み中に1泊2日でお寺の修行体験をするもので、小学生向けに30人くらい集めて、ボランティアの大学生にも来てもらう、だいたい60~70人くらいのイベントです。札幌近辺の檀家さんとは縁のない方からも好評だとか。

その他にも瞑想や寺ヨガなどのイベントも行なっているとのことです。
(みず)
 
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2024年11月26日07時43分~抜粋

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