星座占いをチェックしている方は多くいると思いますが、実際に星座を眺めてみるのはいかがでしょうか。秋から冬にかけては空気が澄んで星々が見やすくなるので、絶好の季節です。
10月14日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、名古屋市科学館 天文担当課長の毛利勝廣さんに「宇宙の星」について話を伺いました。
こちらでは「秋に見える星座」について取り上げます。
秋でも見える「夏の大三角」
この時期に見られる星座自体は「たくさんあります」と毛利さん。
この頃よく見えるのは「夏の大三角」。名前に「夏」と入っていますが、実は夏が終わってからでも綺麗に見ることができます。
高いところで南の方角から空を見上げたときに、明るい星3つで三角ができているところが「夏の大三角」です。
毛利さん「ほとんど真上あたりなので、気持ちとしては南西からのけぞるぐらいに見上げていただいて」
一番明るい方から「織姫(ベガ)」「彦星(アルタイル)」、そしてほぼてっぺんが「はくちょう座(デネブ)」。
大体19時~20時にその位置に見ることができます。時間帯によって変わるため、さらに夜中に見るとかなり傾いているそうです。
「秋の四辺形」と「カシオペア座」
「秋の四辺形」は南東の空から見上げたところにある四辺形で、夏の大三角より星の輝きは控えめ。
この四角の3つはペガスス座の、そしてあと一つはアンドロメダ座の星からなります。
北東の空にはWの形で有名な「カシオペヤ座」があり、こちらはちょうど今が見頃です。
毛利さん「三角とか四角とかWとか、そういう並びで見つけていただくと良いです。1個だと名前が書いてないんでわからないんで(笑)」
昨晩、空を見上げてみたという三浦優奈。Wのカシオペア座はなんとなく見つけることができたそうです。
便利な「星座早見盤アプリ」
夜空を見上げるのにおすすめなのは、名古屋市科学館オリジナルの「星座早見盤」アプリ。
これは「名古屋市科学館 星座早見」で検索することができます。
アプリのいいところは、現在時刻の空を自動で表示してくれるところ。
小学校のときに習った星座早見盤のように、自分でくるくると回して設定をする必要がありません。
他の時刻で見たい時は、指先で盤をぐるぐる回して日付と時刻を合わせることもできる上、右上の星マークをタップすることで今の時刻に簡単に戻すこともできます。
拡大や縮小も自由自在、暗い場所でも光って見やすいのも特徴です。
秋の夜長のお楽しみ
さらにこのアプリでは、紙の早見盤には書けない「月」や「惑星」を出すこともできます。
ちなみにこの日は「月と土星が並ぶ日」。
毛利さん「もちろんずっと手前なので、宇宙空間的には全然遠いんですが。今日、早見盤を立ち上げると、月の横に土星がいるという風になります。あくる日になると、ちゃんと場所が入れ替わってますので」
秋の夜長、このアプリを入れたスマホを持って外に出て、のんびり星を眺めてみませんか?
(minto)
CBCラジオ #プラス!
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2024年10月14日07時12分~抜粋