年々平均寿命が延びていき、今では「人生100年時代」と言われています。
しかし、この30年平均寿命の延びは鈍化傾向にあり、「人生100年時代は来ない」との研究発表があるそうです。
10月9日放送の「CBCラジオ #プラス!』では、このことについてCBCアナウンサー永岡歩とつボイノリオが毎日新聞の記事を基に意見を交わしました。
人生100年時代にするためには?
日本を含む長寿の国でこの30年、平均寿命の延びは鈍化しているそうです。
7日、アメリカイリノイ大学などのチームが「今世紀中に100歳まで生きる人の割合が女性で15%、男性で5%を超えることはない」との予測を、アメリカの科学誌『ネイチャーエイジング』に発表しました。
人生100年を前提とした老後資金の見通しや保険の価格設定の多くの場合、過大評価になると指摘しています。
今後は老化を遅らせる画期的な技術が登場しない限り、急速な寿命延長は望めません。
平均寿命が110歳の社会では、女性は70%が100歳まで生きるとことができます。
ただ、平均寿命110歳にするためには、今ある死亡の原因のほとんどを克服しなければならないとのこと。
つまり、事故死や病死を回避できなければ人生100年時代は実現できず、現代の技術ではそこまでは不可能で、「人生100年時代は来ない」と予測されるのだそうです。
つボイ「いつかは、じゃないですか。例えば年々ね、平均寿命が延びていくとする。今ここまで来ましたけども、これからまた100年、200年、300年、 400年まで延びていくとはね」
永岡「どこかにやっぱりこう、限界というか、天井がというのはあると思うんですけども」
その限界は100に到達しないのかもしれません。
100歳まで生きたいですか?
では実際に人生100年時代が到来したとして、100歳まで生きたいと望む人はどれだけいるのでしょうか?
つボイは「どう生きるか」だと話します。
研究者など何か成果を出していける人生なら200歳まで生きたいところですが、毎日ぼーっとする日々で100年生きていくことに、生きる意味を見出すのは難しいのでは?と続けます。
また、健康寿命についても触れました。
永岡「ピンピンコロリなら、100歳までも楽しいかもしれないですけども」
つボイ「世の中のいろんな手立てと言うんでしょうかね、 ちゃんと、100歳になってもちゃんと生きていけるような、社会保障とか、社会インフラみたいなのがあるなら、100歳までは生きてみたいです」
年代によって異なる価値観
「何歳まで生きたいか?」この問いは、年代によって考え方が異なってきそうだとふたりは話を進めます。
永岡の場合、これまでできていたスポーツが後期高齢者になるにつれて同じように楽しめなくなってくるようなら100歳まで生きなくてもいいと今は考えます。
しかし、自分が高齢者になった際に、孫やひ孫を見るためにまだ生きたいと思うかもしれません。
つボイは自身の親戚が病気になったことを思い出しました。
80歳の親戚に手術をするか選択を迫られた時、つボイはもう十分生きたのではと思い手術を断ろうと思ったそうです。
しかし担当の医師に「人間いくつになっても生きたいんで手術するべきじゃないですか」と言われて考えを改めました。
人生その時その時で「生きること」への見え方が変わっていきます。
永岡は先日純烈のコンサートに行った時に見たのは、平均年齢が高めな観客。
年齢関係なくキラキラした様子でコンサートを楽しんでおり、永岡は実年齢は関係ないと思ったそうです。
永岡「100年時代は来なくても、キラキラとハリのある人生は送る。こういうことですね」
心身共に健康に過ごす。
そうすれば自然に100歳まで生きていけそうです。
(ランチョンマット先輩)
CBCラジオ #プラス!
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2024年10月09日08時04分~抜粋