急に具合が悪くなった時、救急車を呼ぶのは大事なこと。
ただ、最近は不要不急の救急要請は避けるようにとの呼びかけもあり、本当に呼んで良いものか迷ってしまうこともあります。
9月13日放送『CBCラジオ #プラス!』では、山内彩加アナウンサーが中日新聞の記事を取りあげ、救急車を呼んで良いのかどうか迷った時に対処する方法について説明しました。
聞き手は竹地祐治アナウンサーです。
名古屋市は救急車の到着が早い
中日新聞が10日に報じたところによると、救急車を呼ぶかどうか迷った際に相談できる電話窓口「救急安心センターなごや」、ダイヤル#7119の周知を図るイベントが、救急の日を前に名古屋駅前で開かれました。
9月9日は文字どおり救急の日だったため、各放送局であらためて救急車の呼び方や何分ぐらいで到着するのかなどについて伝えました。
名古屋市では河村たかし市長が「救急車が到着するのを一番早くするようにする」と宣言し、救急隊の方々を含めさまざまな努力を重ねた結果、現在は政令指定都市の中では最速とのこと。
電話をかけてから救急車が到着するまでの時間は、全国平均が10.3分に対して名古屋市が7.8分と、かなり早いことがわかります。
竹地「その2分で生き死にが変わるんじゃないかなという。いまAEDがかなり普及してきているので、それらを合わせると名古屋市ってある意味最先端という感じになってますね」
電話をした時に体調などを確認するのですが、話をしている間に出動の準備をするという救急予告指令を出すことで、迅速な対応を実現しています。
自分で病院へ行くべき?
それだけの早さを実現するためには、できるだけ不要不急な救急車の出動を減らす必要がありますが、名古屋では救急車を呼んで良いかどうか相談する窓口を設置しています。
かつて一度だけ救急車を呼んだ経験があるという山内。家族がいつもとは違う山内の異変を感じて救急車を呼んだところ、急性胃腸炎だったことがわかったそうです。
ただ、この時もし1人だったら「この程度の症状で呼んでいいのか?」と迷っていたかもしれません。
また「これぐらいだったら、自分で車を運転して病院に行けば良いのではないか?」というケースでは、運転中に体調が急変し、交通事故を起こすリスクもあります。
相談窓口を確認しよう
そのような時、名古屋市では119番に7をつけた番号「#7119」をダイヤルすると、救急車の利用について、24時間体制で看護師が対応し、的確なアドバイスを受けることができます。
なお、救急車を呼ぶ必要があると判断された場合は、かけ直す手間もなく、そのまま呼んでもらうことができます。
この取り組みは名古屋で行われていますが、横浜など一部の都市で似た取り組みが行われています。
まずは自分が住んでいるところに救急車の出動に関する相談窓口があるかどうか、あれば電話番号は何番か確認してみてはいかがでしょうか。
(岡本)
CBCラジオ #プラス!
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2024年09月13日07時04分~抜粋