新たな商業施設が次々と生まれ、より賑わっていく名古屋市の繁華街・栄エリア。
そのランドマークとも言える松坂屋名古屋店から大規模なリニューアルが発表され、ますます盛り上がりを見せています。
9月12日放送の『CBCラジオ #プラス!』ではこのニュースを取り上げました。松坂屋の縁を感じる歴史をつボイノリオが語ります。
次世代の富裕層向けに改装
来年で築100年を迎える松坂屋名古屋店。
リニューアルでは63億円を投資し、総面積の3割に当たる約27,000㎡を改装する予定です。
過去最大規模のこの改装は、次世代の富裕層を取り込むことが主な狙いとなっています。
もともと婦人服で売り上げを伸ばしてきた松坂屋ですが、最近は苦戦中。
そこで改装に伴い、婦人服売り場の6割を減らし、一方で富裕層に人気の高級ブランド売り場を拡充。差別化を図ります。
2024年11月中旬から2025年秋にかけて順次オープンしていく予定とのことで、さらに栄が生まれ変わろうとしています。
松坂屋と竹中工務店の関係
改装工事を請け負う会社を予想するつボイ。
つボイ「竹中工務店がやってるんじゃない?」
というのも、つボイによると、松坂屋の歴史は織田信長から始まっているそうです。
信長の家来である伊藤蘭丸と竹中正高は武士を辞めて商売の道に進み、伊藤は現在の松坂屋を、竹中は現在の竹中工務店をそれぞれ作ったそうです。
ふたりの関係性から、松坂屋の今までの大きな工事は竹中工務店が行なってきたとのこと。
一緒に苦楽を共にした過去が今も歴史を繋いでいます。
もしかすると現在行なわれいる工事も竹中工務店が手掛けているかもしれません。
松坂屋と大丸の関係
さらにつボイは、合併した松坂屋と大丸の歴史を紹介しました。
松坂屋が江戸にあった頃、若い頃の土方歳三が就職していたそうで、松坂屋の従業員の名簿には土方の名前が記されているとか。その後に土方は新撰組として江戸から京都に移ります。
新撰組といえば青色のだんだら羽織がトレードマークですが、実はその羽織の制作を大丸に頼んだそうです。
土方は松坂屋に就職し、大丸で制服を制作したわけです。
つボイ「後に今の世の中で松坂屋と大丸が一緒になる…。歴史が繋がっているんですよ」
遡ると様々な縁が長きに渡って歴史を紡いできたようです。
複合ビルの『ザ・ランドマーク名古屋栄』も2026年に開業予定で、松坂屋も改装が決定。
J・フロントリテイリング傘下が栄を盛り上げていくのも、歴史のポイントとしてこの先に続いていくかもしれません。
(ランチョンマット先輩)
CBCラジオ #プラス!
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2024年09月12日08時04分~抜粋