美味しい見分け方
ヤリイカという名前の由来は、胴体が細長く、先が尖っている槍のような姿から。
コウイカ、アオリイカなど様々なイカの中でも上品な甘みとコクがある高級なイカです。
夏から冬にかけて大きくなっていき、まさに水揚げも増えてきているこれからのシーズンがおすすめの食材になります。
ヤリイカは泳いでいる時は透明で、締めると鮮やかな赤茶色に発色し、鮮度が落ちていくと白くなっていきます。
選ぶ時はむき身の場合は透明感があるものが良いです。
皮付きの場合は色が鮮やかなものを選びましょう。
美味しい食べ方は様々
おすすめの食べ方を紹介する鬼頭さん。
鮮度の良いヤリイカは刺身にすると、コリコリした食感とイカ特有の旨みが味わえます。
焼いても揚げても柔らかく、上品なイカの旨味がとても美味しいので、どんな調理でもヤリイカの美味しさを堪能できるとのこと。
また、イカは冷凍をすると旨味が増すので、鮮度の良いものをお刺身で食べて、残りを冷凍しておけば上手にイカを食べ切れます。
いろんな食べ方でヤリイカの表情を楽しんでください。
おすすめ料理はイカそうめん
鬼頭さんおすすめのヤリイカ料理は「イカそうめん」。ヤリイカ独特の生の味わいを楽しめるのが特徴とのこと。
鮮度のいいヤリイカをむき身にし、身を細長く切るだけで完成なので簡単に作れます。
小骨がないため調理しやすく、お料理初心者でも美味しく作れるとのこと。
鬼頭さんによると、作る際のポイントは切り方です。
まず、なるべく細く切るのがおすすめ。そして繊維を切ったものと繊維を切らずに切ったもの、つまり縦横切ったもの両方を用意すると食感に違いが出ます。
おすすめの味つけは様々。
めんつゆやそこに生姜を入れるのも良し、わさび醤油や塩で食べても美味しいです。
自分好みの味つけを見つけてみるのも楽しいですね。
台風10号の影響でスーパーに出回る数が少なかったヤリイカですが、これから増えてくるのではないかと鬼頭さん。
冬にかけてどんどん美味しくなっていくヤリイカをいろんな調理方法で味わってみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)