パンと飲み物を配る取り組み
働く保護者にとって、夏休みの子どものケアは負担が大きくなってしまいます。
夏休み中は「お昼ご飯の用意が大変」という声だけではなく「夏休み自体を取りやめてほしい」という声も出てくるほど。
そんな学校給食がなくなる夏休み期間に、家族で十分な食事を取れないこどもたちへの支援を目指し、東京都江東区で活動する「豊洲こども食堂」がある取り組みを始めました。
それが、朝のラジオ体操を主催し、参加した小学生などにパンと飲み物を配布する活動です。
声かけも忘れず
期間は夏休みスタートの7月22日から8月24日までの平日限定。
惣菜パンと菓子パンの合わせて2個、さらにジュースや豆乳などの飲み物を1日およそ60セット配布しています。
配っているのは、子ども食堂を運営するボランティアスタッフ。
体操の終了後、こどもたちに挨拶をする他「よく頑張って起きてきたね」と声をかけながら配っています。
こども家庭庁が支援する子ども食堂などの補助金を食料の購入費に充てているということです。
これまでの取り組みは弁当配布
ボランティアのスタッフの方々はこれまで夏休み中の支援として、日中にお弁当を配布するなどしていました。
生活リズムが崩れやすい夏休みにしっかりと朝食をとって1日をスタートさせてほしいと、今年初めてラジオ体操の開催を決めたということです。
こどもたちの生活スタイルを支えたいというだけではなく、 物価高騰に悩む保護者の助けになりたいという考えで行っているこのプロジェクト。
こうした企画がこれからももっと広がることを期待したいところです。
(ランチョンマット先輩)