読売新聞朝刊18日の記事によると、最近、日本で若者を中心に香水が売れてきているとのことです。
欧米に比べて売り上げが伸びないことから「香水砂漠」と呼ばれていた日本市場で、なぜ今、香水が売れてきているのでしょうか?
7月19日放送『CBCラジオ #プラス!』では、山内彩加アナウンサーが最近気になるニュースとして香水人気を取り上げ、竹地祐治アナウンサーとともに伝えました。
香水が広がってきた理由
実は山内も香水にハマるようになってきて、それはこの記事と同様、コロナ禍あたりからだといいます。
山内「コロナ禍が結構きっかけで、マスクをみんなしてたじゃないですか。だから、ちょっとつけすぎちゃったとしても大丈夫かっていう。
そういう方は周りに結構多くて、いろんな試してみたい香水を身体にふりやすい環境になったっていうのが1つあると思うんですね」
以前だったら「エレベーターなどで強いって思われないだろうか?」などと気にしないといけなかったのですが、コロナ禍はちょっと冒険ができる機会だったと言えるでしょう。
香水の目的が変わってきた
香水人気が高まりにより、百貨店では売り場を広げたり、新たなサービスを始めたりするなど、顧客の開拓を図っているとのことです。
富士経済調べによれば、香水の国内市場は2020年に408億円でしたが、2023年は500億円に届き、2024年は547億円まで伸びる見込み。
香水といえば昔は異性へのアピールで使われるイメージがありましたが、山内は今の若者が香水を使う理由として「今は自分の気分を上げるためや、自分が好きな香りをまとうことに幸せを感じる方になっているのではないか」と語りました。
竹地「昔はあの人はこの香りっていうのがありましたけど、自分が盛り上がればいいっていうことになると、いろんなのを試してみてっていうことになるわけですね」
まさにそのとおりで、最近は手に取りやすい価格で香水を買うことができるため、いろいろ試す楽しみがあるようです。
新しいサービスも登場
最近のカプセルトイでは数百円で買える香水もあり、気軽にチャレンジできるのが魅力です。
また、トマトやバジルといったかつてなかった種類も増え、新たな発見があるかもしれません。
これまで日本は香水とは縁遠い印象がありましたが、香りという点では日本でも昔からなじみはあります。
竹地「もともと日本人って香りにある意味敏感で、あまり体臭がないからちょっとした香りに敏感なので、香道などの文化があったかなと思うんですけど、現代バージョンになってる感じもしますね」
ポーラ・オルビスホールディングスでは、オンラインで質問に回答すると好きな香りと思われる香水を定期的に送るサービスがあるそうです。
また、香水は一般的に液体を手首などにふりかけるものですが、周りの人などにかかってしまうというのが欠点でしたが、今は塗る香水というものが出ています。
商品のラインナップも広がり、自分のために楽しむ用途など、今後ますます香水の楽しみが広がりそうです。
(岡本)
CBCラジオ #プラス!
この記事をで聴く
2024年07月19日07時04分~抜粋