CBCラジオ #プラス!

旬の食材「セルリー」梅雨にぴったりなおすすめ調理法は?

月曜日の「CBCラジオ #プラス!」は思わず「今日これ食べよ」となる旬の食材を紹介します。
7月1日の放送では、名古屋市中央卸売市場名古屋青果の久野さんが旬の野菜を紹介。

今年の6月は梅雨入りが大幅に遅れ、天候良く気温が高かったことから野菜の入荷は良好です。
トマト、ナス、ピーマンなど多くの品目で順調な入荷が続いています。

その中で久野さんおすすめの食材は「セルリー」。セロリのことです。

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セルリーの歴史

「セロリ」は英語の発音に近く、フランス訛りで読むと「セルリー」になり、市場では「セルリー」と呼んでいます。

爽やかな香りと独特な風味が特徴で西洋野菜の王様と言われ、原産地はヨーロッパ。
昔から薬や香料として用いられています。

日本では加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰り、「清正人参」と言われました。
その後江戸時代に入り、オランダ人が長崎に伝えたことで「オランダミツバ」と呼ばれるようになったということです。

選ぶコツや保存方法は?

日本では長野県がセルリーの生産量全国1位です。
生育に適した冷涼な空気と清らかな水により、瑞々しくシャキッとしたセルリーが育ちます。

セルリーにはβカロテン、ビタミンA、ビタミンC、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。

スーパーなどでセルリーを選ぶポイントは香りと見た目です。
香りが高いものが新鮮な証拠。
見た目は葉の緑色が濃く、生き生きとし、茎が太く長いものを選んでください。
また、セルリーはしなりやすいため、購入したら早めに食べるのがおすすめです。

保存するときは茎と葉を分けてラップに包み、冷蔵庫の野菜室に入れてください。
しんなりしているものは水をうってから包むと瑞々しさが戻ります。

おすすめの食べ方

久野さんおすすめのセルリー料理は「セルリーの浅漬け」。
野菜の中でセルリーが唯一苦手だった久野さんが、これなら美味しく食べることができたという料理です。

① ふちのところで葉と茎に切り分ける。
(浅漬けには茎を使いますが、葉にもビタミンCやカリウム、カルシウムが豊富に含まれているので刻んで炒め物などに加えてください。)

② 筋取り。セルリーの筋は固いため、調理前に取り除く。
根本の固い部分を切り落とし、葉から根元に向かって取る。切り口から包丁を筋に引っ掛けて持ち上げるように引っ張るのがうまく筋を取るコツ。

③ 表面の全ての筋を取り終えたら、斜め切りで一口大に切る。

④ ビニール袋に顆粒の昆布出汁、塩、砂糖、酢を入れて混ぜる。鷹の爪を割りタネを取り出し、半分にして加える。

⑤ ④の中にセロリを入れ、よく揉む。

⑥ 水分がある程度出てきたら袋の空気を抜き、冷蔵庫で2時間置く。

セルリーの浅漬けは見た目が涼やかでポリポリとした歯応え、爽やかな味と香りが鼻に抜け、口の中がさっぱりとして美味しいです。
漬け込む時間を長くするとより味が濃くなり、唐辛子が効いてまた違った味が楽しめます。

久野さんによると、スコッチウイスキーのロックと相性抜群。
じめっとした梅雨に爽やかさを取り入れてみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
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2024年07月01日08時19分~抜粋

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