月曜日の「CBCラジオ #プラス!」では、野球実況も担当しているCBCアナウンサーの光山雄一朗が独自の取材を元にドラゴンズ情報を紹介しています。
7月1日放送のテーマは「選手同士の刺激、相乗効果について」。
福敬登投手と龍空選手を取り上げました。
橋本投手、お大事に
6月30日の横浜DeNAベイスターズとの試合では3対0で勝利した中日ドラゴンズ。
しかし左投げの貴重なリリーバーである橋本侑樹投手が左手薬指に打球を受け骨折し、戦線離脱となりました。
キャリアハイの登板数に迫っていた橋本投手に光山が先日コンディションについて尋ねると、橋本選手は充実した表情で、「疲れとか身体の違和感とか、本当にここまで全然感じていないので、頑張りますよ」と話していたとのこと。
万全な状態でマウンドに戻ってくる姿を楽しみにしています。
福投手の引き出しが増えた!?
選手同士の刺激、相乗効果を感じたという光山。ふたりの選手を挙げました。
まずは橋本選手に変わって1軍に上がってきた福敬登投手。
2020年の最優秀中継ぎタイトルも獲得した福投手はストレートとスライダーの組み立てが多いのが特徴です。
ところが光山が4月の中旬に取材をした際、福投手は若いキャッチャーと組むことによりチェンジアップの割合が増えたとのこと。
それにより新しい引き出しを得られ、1軍に上がった時にいろんな引き出しを持っていけるかもと意欲を見せていました。
その新しい引き出しを持った福投手の好投にも期待です。
目の色が変わった龍空選手
チームだからこその選手同士によるレベルアップの力を、光山は龍空選手にも感じました。
先日1軍に上がってきた龍空選手の打席は10打席ちょっとでヒットこそはありませんが、力強さは戻ってきました。
光山が1軍に上がってきた時の思いを尋ねると「ファームで過ごすという悔しい思いをしてきた分、頑張らないといけない気持ちが当然あります」とのこと。
光山は龍空選手が1軍に上がった日にナゴヤ球場で取材をした時、井上一樹二軍監督が「選手たちの取り組む姿っていうのは目を見ればわかる。そんな中で、龍空選手の取り組む姿勢がシーズン途中、明らかに変わった。目の色が変わった」と評価していたということです。
このことについて龍空選手本人に聞いたところ、きっかけは後藤駿太選手の姿でした。
後藤選手はどんな内野ゴロでも1塁ファーストまで懸命に走り抜け、試合後はヘトヘトになるまで人一倍練習を行う努力家です。
そんな後藤選手のストイックな姿を見て、龍空選手は自分はまだまだだと思い知らされました。
この気持ちの変化が目の色の変化につながったようです。
福投手と若手ピッチャー、龍空選手と後藤選手のように、相乗効果を生み出すチームならではの成長を続ける中日。
現在立浪監督は、ショートは相手の投手などを見ながらクリスチャン・ロドリゲス選手や龍空選手などを起用していく方針です。
梅雨の鬱蒼とした空気を吹き飛ばす爽快な勝利に期待しましょう。
(ランチョンマット先輩)
CBCラジオ #プラス!
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2024年07月01日08時26分~抜粋