2025年4月に始まる大阪・関西万博では、万博史上初めての試みになるペット同伴での入場が検討されています。
一方で万博に対するネガティブなニュースで来場意欲が下がるという意見も。
6月10日放送の「CBCラジオ #プラス!」では、CBCアナウンサー光山雄一朗と三浦優奈、つボイノリオが大阪・関西万博について深掘りしました。
ペット同伴の様々なルール
万博史上初となるペット同伴入場は、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を元に、全ての命を大切にする共生社会の試みという位置付けで行われます。
ただし、アレルギーやペットが苦手な人がいるため、同伴可能な日は10日間ほどと限られたものに。
対象年齢は18歳以上で、1人あたり小型犬1匹まで同伴可能。
1日最大100匹まで入場できます。ペットの入場料は不要。
6月下旬の理事会で承認されれば万博で初めてペット同伴が導入されることとなり、今までなかった万博の光景が広がることになりそうです。
また、これらの日数と人数制限だけではなく細かいルールが設けられます。
ケージのサイズ制限や、ケージと犬を合わせて重さが10kg以内であること、会場内では犬にリードをつけて押し車に乗せることなど。
また飲食施設やアリーナには入場はできず、パビリオンへの入場は各施設の判断によるものとします。
このペット同伴システムの体制を整えるための必要経費は約8,300万円。
金額につボイは驚きました。
つボイ「そんだけかかるんだ。持ち込んでオッケーというだけの内容で…」
光山「事前の予約が必要なので、チェック項目を確認する人件費とか、いろんなことがかかってくるかもしれませんね」
とはいえ、当初の予算からどんどん膨らんでいく大阪・関西万博なので、また予算が上がるのでは…と不安な気持ちになるのも否定できません。
万博を取り巻くネガティブなニュース
新しい取り組みを行う予定である一方で、ネガティブな話題で注目されることの多い大阪・関西万博。
3月には万博会場でメタンガスによる爆発が起きましたが、先日、事故現場とは別の場所でもメタンガスが検出されました。
爆発する濃度ではないので工事の中止は必要ないと万博側が説明しています。
万博が大好きなつボイは「大阪・関西万博の会場は前々から建物を建てる場所ではなかった」と不満を漏らしました。
会場の埋立地には川の底をすくったような泥などが埋まっているため地盤が緩く、ガスが出てくる場所なんだとか。
予想通りガスも検出された結果、安全が確保されないものとして学校現場に不安が広がっています。
そのため生徒を万博に無料招待する事業の中止を教職員組合が求める声も。
つボイはこれにより生徒数の入場が少なくなる分、ペットを飼っている人に誘致することで入場人数の穴埋めを図っているのではないかと疑います。
これまでの万博も好きだからこその厳しい意見です。
関心度は高い!?
悪いニュースが多い中でも万博への関心は高いようです。
工事現場の会場を見学するツアーでは申し込みスタートから5、6分ほどで完売する人気っぷり。
参加の枠自体は多くはありませんが、完売するくらいの関心度の高さはあるようです。
つボイ「学校の先生に対しては下見できませんよなのに、工事現場の見学はいいのかと。そういうところがチグハグしているなと」
入場人数や収益を重視した取り組みが多く、安全性の軽視と捉えられる動きが多いように感じる人も少なくないのではないでしょうか。
しかしもちろん気持ちよくスタートしたいという思いは当然あります。
愛知県としても万博が始まる1ヶ月前から半年にかけて愛・地球博記念公園で愛知万博の理念を伝える装飾を施して展示やイベントを行う予定です。
これ以上マイナスのニュースが出ず、愛知万博の時のような弾む気持ちで大阪・関西万博に足を運べる日が迎えられますように。
(ランチョンマット先輩)
CBCラジオ #プラス!
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2024年06月10日08時04分~抜粋