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静岡県知事、突然の辞任表明!リニアはどうなる?

入庁式での職業差別とも取れる不適切発言によって、批判が相次いでいた静岡県の川勝知事が突然辞任を発表しました。
川勝知事はリニア中央新幹線の着工に反対していましたが、今回の辞任発言でリニアの行く末はどうなるのでしょうか?

4月6日放送のCBCラジオ『大石邦彦のNOW ON SHARE!』では、CBC論説室の大石邦彦アナウンサーが川勝知事の辞任発言について解説します。

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失言が響いて辞任に

静岡県の川勝平太知事が突然、辞任を表明しました。

知事は今月1日、新規採用職員への訓示で「毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたりとか、モノを作ったりとは違って、基本的に皆様方は頭脳や知性も高い方々です」と発言。
職業差別とも取れる発言でした。

批判を受けた知事は「発言の一部を切り取った報道」とし、メディアの責任としていました。
ところが一転、発言を謝罪して辞任を表明したのです。

大石「どっかでプッツンきちゃったのかな。そんな感じに見えました」

「じゃあやめます」というような突然の辞任表明。
知事が反対していたリニア工事はいったいどうなるのでしょうか?
これを期に早期着工も期待できるのでは、との見方もあります。

では、川勝知事はどんな知事だったのでしょうか?

大石「47都道府県。いろんな知事がいます」

名前は出さないものの、東京都知事・大阪府知事のように、中にはクセの強い知事もいると大石。
特に川勝知事には一、二を争うクセの強さがあるといいます。

気配りや配慮が欠如していた?

リニアの委員会で川勝知事と一緒だった大村秀章知事に電話取材した大石。
大村知事は「感性も発言も鋭い人。だから、度が過ぎることもある」と川勝知事を評していました。

川勝知事は「御殿場にはコシヒカリしかないんです」とも過去に発言。
知事や県政をむしろ支えているはずの一次産業を蔑む失言が続いていました。

「やっぱり、これはしまった」と知事自身も思ったんではないか、と分析する大石。
「学者出身で刺激を与えてくれる人だが、気配りや配慮の足りない人だった」との辛辣な印象をもたれているようです。

大石「じゃ、なんで辞任に至ったんだろう?」

川勝知事は対立勢力を敵とみなして、政治的正当性を主張する、いわゆるポピュリズム的な政治手法を取っていた、と大石。
昨年行われた不信任決議後(決議は否決)に「今後、不適切発言があれば辞める」と発言しており、今回は不適切発言を自ら認めた形になりました。

リニアが9kmしか通らない静岡県に駅はできず、川勝知事は着工に反対。
工事はなかなか進まず、工期は予定より6年遅れていました。
先月29日にJR東海が「2027年のリニア開業は無理です」と断念した矢先でした。
川勝知事はひょっとすると、自分の使命を果たしたと考えたのかもしれません。

知事選挙が握るリニアの命運

では今後、リニアモーターカーはどうなるのでしょうか?

川勝知事の後継候補者の一方で、リニア推進派の候補者も出てくる、と大石。
ちなみに、2021年に行われた知事選挙での川勝知事の対抗馬は、自民推薦のリニア推進派でした。

大石「負けたんですよ。30万票の差をつけて」

結果は、川勝知事が得票率60%の圧勝でした。

大石「静岡県はなかなか自民厳しいんですよ」

裏金問題で逆風のうえ、自民党の支持率は下がっている現状ですが、仮に自民の候補が勝ったらどうなるのでしょうか?
リニア推進派が勝てば、工事の遅れを取り戻して、大幅には遅れないのではないか?との声もあるようです。

リニアモーターカーは無事開通するのでしょうか?
静岡県知事選挙に全てはかかっている、と行方が気がかりな大石でした。
(nachtm)
 
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2024年04月06日11時43分~抜粋

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