大石邦彦のNOW ON SHARE!

3大会ぶりに優勝を果たしたWBC。大谷翔平が飛ばした檄とは?

日本時間3月22日、全勝で3大会ぶり3回目の優勝を果たした侍ジャパン。日本中が歓喜の嵐に包まれました。

25日放送のCBCラジオ『大石邦彦のNOW ON SHARE!』では、大石邦彦アナウンサーがWBCの裏話を語ります。

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野球の魅力をもっと世界に!

22日にWBCが閉幕し、日本が見事に全勝優勝を飾りました。

吉田正尚選手の素晴らしいバッティング、”村神様”の覚醒、ダルビッシュ有投手から大谷翔平投手への継投…

大石「語りだしたらキリがないですけどね」

見どころに溢れた今回のWBC。各選手にフォーカスした裏話を大石が伝えます。

まずは、”ペッパーミルパフォーマンス”を一躍広めたヌートバー選手。
日本国籍や永住資格はないものの、「親に日本国籍がある」ため出場資格が得られたそう。

出場資格緩和の背景にあったのは、世界的にもっと野球の魅力を広げようという動きでした。
というのも、競技人口が3500万人の野球をしのぐスポーツは他にも多いからです。

W杯が盛り上がったサッカーが2.6億人で5位。
4位クリケット(3億人)、3位卓球(3億人以上)、2位バスケットボール(4.5億人)、1位はバレーボール(5億人)となっています。

監督の言葉を信じた村上選手

大会記録となる13打点の大活躍をみせた吉田選手。170cmそこそこなのに、日本の4番バッターは驚きだと大石。

大石「野球選手かなと思えるくらい小柄だった」

「筋肉をつければ日本の4番になれる」と野球少年達に心強いメッセージを与えました。

リードされて終盤を迎えた準決勝のメキシコ戦。
村上宗隆選手の劇的なサヨナラ打を、2009年のイチロー選手のサヨナラ打に重ねる大石。
その舞台裏を調べてみたところ…

大石「皆さんが思っていることと違うかもしれません」

先頭の大谷選手が二塁打で出塁し、四球でつないだ吉田選手が人差し指で「お前が決めろよ!」というジェスチャーをします。
ところが、当の村上選手は全く気づいていなかったそう。

不振にあえいでいただけにバントも頭をよぎったものの、「最後はお前で勝つんだ」という栗山監督の言葉を信じ、腹をくくった村上選手。
結果的に逆転タイムリーが生まれました。

大石「信じるということ。これがいかに大事かを教えてくれた気がしますね」

100年前の雪辱を果たした日

最年長のダルビッシュ有投手は佐々木朗希投手にアドバイスをするなど、今回は裏方に徹した部分が光ったと大石。

また、ドラゴンズの高橋宏斗投手はトラウト選手から三振を奪うなどの活躍ぶりでした。

大石「まちがいなく次の侍ジャパンのエースだと確信しました」

そしてMVPに輝いた大谷選手は”太陽のような存在”だったと大石。
アメリカとの決勝戦の直前には、印象的な声出しも。

「憧れるのをやめましょう。ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターにマイク・トラウト、外野にムーキー・ベッツがいたりとか。野球をやっていれば誰もが聞いたことがある選手たちがいると思う。
今日1日だけは憧れてしまったら超えられない。僕らは今日超えるために、トップになるために来た。今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう。さあ行こう!」 

大石「これを言って優勝したわけですね」

遡ること約100年前、日米野球が始まり、元祖・二刀流のベーブ・ルースもMLB選抜として来日しました。
当時は歯が立たなかった相手に今回、二刀流の大谷選手を擁して力勝負を制した日本。

大石「これまで尽力してくれた諸先輩方含め、皆で勝った。野球がベースボールに勝った日」

かつて世界一に輝いた日本の”ものづくり”も頑張ってほしい、とエールを送りました。
(nachtm)
 
大石邦彦のNOW ON SHARE!
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2023年03月25日11時42分~抜粋

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