大石邦彦のNOW ON SHARE!

物価高・感染症・政局…2023年はどうなる?

毎年いろんなニュースがありますが、2022年はとりわけ大きな出来事が国内外で起こりました。

12月31日放送のCBCラジオ『大石邦彦のNOW ON SHARE!』では、各地を取材で飛び回った大石邦彦アナウンサーが2022年のニュースを振り返ります。

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物価高と感染症に振り回された1年

大石「今日はちょうど年末の12月31日ということで、中でも印象に残ったニュースを、私の手記をもとに振り返ります」

どんなニュースを解説してきたか改めて振り返り「我ながら良い内容」と自画自賛する大石。

大石「誰も褒めてくれないから自分で言います(笑)」

回数の多いものをみてみると、物価高は電気代高騰を含め5回も取り上げています。

大石「世相を表してますよね」

世界を揺るがすウクライナとロシアの戦争で始まった2022年。
円安やコロナも響き、モノやサービスの値段が本当に高くなりました。
インフレ率を示す消費者物価指数は3.6%に。

大石「これは本当に家計を苦しめてますよね」

また、コロナも含めた感染症は全部で8回取り上げました。
コロナ禍3年目となる2022年は第6波、第7波、そして現在の第8波と3度の波が押し寄せています。

さらに、古くて新しい感染症の梅毒は感染者数が過去最多に。
他にインフルエンザやサル痘も取り上げました。

大石が取材した医療機関によると、今のところは大きな流行の兆しはないとのことですが、東京の方から流行が飛び火する可能性も。
今後も、基本に忠実に感染対策を行ってほしいと呼びかけます。

広がる銃撃事件の波紋

そして、なんといっても衝撃だったのは安倍元総理の銃撃事件。

大石「日本での警備のあり方を考えさせられる、そんな事件でもありました。民主主義の根幹を揺るがす大事件ですよね」

刃物で刺されることが前提となっていた日本の警備体制。
まさか銃撃事件が公衆の面前で起こるとは思いもよらなかったといいます。

そして秋に行われた国葬。
デモ隊が集う異様な雰囲気の中、献花の大行列ができ、その是非について大きく意見が分かれました。

大石「強烈な賛否があって国を二分した。それが国葬当日にも見受けられましたね」

「賛否が色濃く分かれたのが安倍政治の特徴」と大石。

さらに亡くなった後に”重し”が取れたことで、問題が一気に噴出したと指摘します。
旧統一教会の問題や、自民党最大派閥の安倍派のトップがまだ決まっておらず、代わりの政治家がいないことも懸念されます。

また、日銀の黒田総裁が金利上昇政策をとりました。
大規模な金融緩和を”三本の矢”の一本として掲げたアベノミクスから舵を切ることに。
存在の大きい安倍元総理がいなくなったことで、日本の政治が大きく動き始めています。

大石「来年、2023年どうなっていくのか、注目すべき点と思います」

各地を飛び回ったワクチン取材

大石が力を入れて取材したのはコロナワクチン。

広島、高知、宮城、東京、大阪、兵庫の各地を回り、副反応が長期で続くいわゆるワクチン後遺症の方、さらに接種後に亡くなった方についても取材しました。

大石「もちろん因果関係はまだわからないですけども」

遺族に会って取材した大石。そういった方々の声を行政に届けるのが自分の一番の使命と語ります。

この件に関し、名古屋市の河村市長はワクチン後遺症の相談窓口や治療できる外来を設置。
さらに厚生労働省の加藤大臣に問い質したところ、「救済については幅広く迅速にやる。副反応については究明する」と回答も受けたそうです。

「国は当事者意識をもって対応してほしい」と最後に声を大にする大石でした。
(nachtm)
 
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2022年12月31日11時42分~抜粋

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