大石邦彦のNOW ON SHARE!

新型コロナ第8波の主戦場はアジア?最も有効な予防策とは

新型コロナウイルスの感染者数が再び増加し、第8波に突入したとの報道も見られるようになりました。
この時期、インフルエンザとの同時流行も懸念されていますが、改めてどのような対策が有効なのでしょうか?

11月19日放送の『大石邦彦のNOW ON SHARE!』(CBCラジオ)では、新型コロナ第8波への対応策について大石邦彦アナウンサーが解説します。

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緯度の高い地域から感染

再び増加の一途をたどっているコロナ感染者数。
今月15日には、東京都と北海道で1万人以上が新たに感染し、北海道の感染者数は過去最多を更新しました。

大石「インフルエンザとの同時流行も心配されてますよね。これからどうなっていくのでしょうか?」

放送エリアである愛知・岐阜・三重の3県を含め、感染者は全国的に増加傾向にあります。
特に東北・北海道では増加が顕著のようです。
遡ること1ヶ月前には、ドイツ・フランス・イギリスでその兆候が表れていました。

大石「緯度の高い地域から感染が広がってきている。緯度が高いと寒いですよね。寒いと、窓を開けなくなるじゃないですか」

室内にこもるとウイルスに感染しやすくなることを指摘する大石。

第8波の主戦場はアジア?

気になるのは、専門家によれば、第8波の主戦場がなんとアジアになると見込まれていること。

アメリカやヨーロッパでは、すでに100万人を超えるような感染爆発も起きています。
言い換えると、ほとんどの人が感染し終わり、新型コロナウイルスに対する免疫を獲得したことになります。

一方アジアに目を向けると、中国では習近平主席が”ゼロコロナ政策”を主導。
台湾や韓国は徹底した対策がお手本とされた時期も。
同様に、日本もひと頃まで感染者は少数にとどまっていました。

このことは、アジアではまだ免疫を獲得していない人、これからかかる余地のある人が比較的多いことを意味します。
現に、日本の感染者数は世界最多にのぼりました。

大石「コロナウイルスからすると、アジアがターゲットになるのではないか?」

換気が一番有効な対策

では改めて、どうすれば感染を防げるのでしょうか?

愛知県立大学の清水教授(感染制御学)によると、空気中にウイルスが充満してウイルス濃度が高ければ、当然ながらウイルスを吸い込んで感染しやすくなります。
逆に、ウイルス濃度が低ければ感染リスクも低くなります。

大石「室内のウイルス濃度を下げることが重要。換気がコロナ対策としては一番有効」

室温を保つ程度に換気を行うことで、ウイルス濃度は下がります。
よって、なるべく室内に空気の通り道を作るのがカギとのこと。
電車や地下鉄のように、室温を保つ程度になるべく窓をちょっと開けるのがポイントだそうです。

大石「寒くないくらいの換気で結構ですから」

窓が一カ所しかない場合は換気扇を使用します。
ちなみに窓を全開にすると、換気扇にウイルスが集中して充満する恐れがあるため、窓はちょっと開けるのがコツだそう。
特に学校やイベント会場、飲食店などで換気をより徹底してほしいと大石。

免疫力を高めることが大原則

最近の政府の対応はどうでしょうか?
慎重な行動を呼びかける対策強化宣言を発令できるようになり、医療逼迫を避けられない場合は医療非常事態宣言を発令する可能性もあるそうです。

大石「どうですか皆さん。もうやるべきことわかってますもんね?データもエビデンスも揃ってます」

焦らず粛々と、淡々とやるべきことをやってほしいと大石。

「よく寝て、よく食べて、運動する」

一番良いのは免疫力を高めることだと、基本の徹底を喚起する大石でした。
(nachtm)
 
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2022年11月19日11時44分~抜粋

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