大石邦彦のNOW ON SHARE!

投票率が高かった今回の参院選。選ばれた議員の報酬はいくら?

今月10日に3年ぶりに行われた参議院選挙。
投票率が予想より高かった理由は何だったのでしょうか?

7月16日放送の『大石邦彦のNOW ON SHARE!』では、今回の参院選の結果、また選ばれた参議院議員の給料についても触れます。

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予想外に投票率が伸びたわけ

10日に投開票された第26回参議院議員通常選挙は、自民党が選挙区で45議席、比例代表で18議席の計63議席を獲得。
結果として、自民党の圧勝で終わりました。

また投票率は約52%と前回より3ポイント以上高く、事前の予想と異なりました。

大石「想定より高かったことになります。なぜ高かったのか?」

その理由について、投票前々日の8日、安倍元首相が襲撃された事件の影響が大きいと見る大石。
普段は政治に興味のない方も足を運んだ、あるいは真相が分からない中、”民主主義への挑戦”と捉え、「こんなことで怯んではいけない」と正義感を持った方もいたのでは、と推測します。

番組にはこのような投稿も。

「(以前)大石さんが安倍さんにインタビューしているのを拝見しました。亡くなったんだな、と何度も悲しい気持ちになりました。家族でしっかり投票に行ってきます」(Aさん)

大石「こういう方も多かったと思います」

他の候補者を”敵”だと見なして張り合っていた方も、事件以降、「事件に屈しちゃいけない」と他の候補と連帯感や一体感が生まれたと話す方もいたと大石。

大石「国政選挙のたびに、あの事件を想い出していくんだと思います」

空中戦も地上戦も強かった自民党

ちなみに今回の自民党は”フルスペック選挙”と言われ、”空中戦”も”地上戦”も得意だった、と勝因を分析する大石。

空中線とは資金力に基づいたCM、SNS、ウェブ展開のこと。
これに対し、地上戦は市民館、コミュニティセンターなどに何百人、何千人の支持者を集めるいわゆる「動員」のこと。

選挙期間中はコロナが収まっていたこともあり、選挙カーでのドブ板選挙も復活。
”握手した数しか票は入らない”という格言がありますが、握手は出来なかったため、代わりに名刺を配る作戦に切り替えたそうです。

大石「選挙は地道にやらないといけないと改めて思います」

実は「掲示板の選挙ポスターをじっと眺めているのが好き」だと明かす大石。
愛知県内には約1万2千もの掲示板があるそうです。

カラーで顔写真付のポスター1枚の費用がだいたい100円。
愛知県が補助金を出しているとはいえ、国政政党で、なおかつ人や予算が潤沢でないとポスターを各所に貼れないようです。
諸派の候補者にはポスターを貼ることすら叶わない場合も多いとか。

大石「そこでいろいろ差が出てくる、と」

参議院議員の報酬は?

選ばれた参議院議員、気になる報酬はどのくらいなのでしょうか?

参議院議員の年収、いわゆる歳費は2,181万円。
また、”第二の給与”と言われる文書通信交通滞在費が月100万で年1,200万。

大石「何に使ってもいいんです!これ税金ですけど」

今回の当選者125人分を合わせると計42億円にも達します。
言い換えれば、その税金の使い道を決める選挙だったといえます。

大石「そう考えると…1票って重いなぁ、って思いますね」

今回の参院選が終わると、この先まるまる3年間はないと言われる国政選挙。
衆議院解散がない限り続くため、俗に”黄金の3年間”と呼ばれます。

ただし、少しでもおかしいと思ったらとにかく「合法的に」声を上げることが大事、報道にも声を届けてほしい、と強調する大石でした。
(nachtm)
 
大石邦彦のNOW ON SHARE!
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2022年07月16日11時44分~抜粋

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