大石邦彦のNOW ON SHARE!

議員会館には吉野家がある?知られざる国会の秘密

通常国会が閉会し、3年ぶりに迎える今度の参議院選挙ですが、そもそも「通常国会」とはどのようなものなのでしょうか。

6月18日放送の『大石邦彦のNOW ON SHARE!』では、今さら聞けない通常国会と参院選の注目ポイントをテーマに、大石邦彦アナウンサーが解説します。

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国会議員が中高生をアテンド?

今週、通常国会が幕を閉じ、参院選の日程が発表されました。

大石「これから各党、事実上の選挙戦に入っていくわけですよ」

国会は以下の3種類に分けられると説明する大石。

1月中旬から会期が150日間(約5ヶ月)にわたる「通常国会」。
臨時に予算を組んだりするための「臨時国会」。
衆議院が終わった後に開かれる「特別国会」。

何度も国会に足を運んでいる大石によると、中高生が社会科見学によく訪れているとか。
その際、地元選挙区の国会議員がアテンドしている場面を何度も目撃しているそうです。
どうして国会議員がアテンドしているのでしょうか?

大石「考えてみてくださいよ、わが子や孫を案内してくれたら嬉しいですよね」

候補者選びに悩む保護者が”よしみ”で選んでくれるのを期待している、と推察します。
18歳から選挙権がある今では、中高生も近い将来の有権者なので、顔を売っておくのが大事なようです。

また、意外な情報も。
国会の中には牛丼チェーン店の吉野家があり、限定メニューまであるそうです。

大石「あそこで食べると高級感を感じるくらい、味が変わるんです」

ただ最近の国会議員にはパパ活疑惑、セクハラ疑惑と不祥事も相次いでおり、不信感も拭えません。

大石「よく寝てる方もいらっしゃいますもんね」
それだけに注視する必要があります。

ゼレンスキー大統領の外交手腕

今国会で大石が最も注目したのは、予算案の決議。

通常は反対するはずの野党(国民民主党)が与党案に賛成し、”異例”と報じられることに。
大連立構想の意思表示なのか、閣外協力を狙っているのか、動向が気がかりです。

大石「国民民主の動きが今回一番気になりましたね」

また、最近国会で話題を呼んだのはウクライナのゼレンスキー大統領。
外国の元首がオンラインで演説するのは史上初の試みでした。
コメディアン出身の大統領には、優秀なスピーチライターがついているとか。

大石「自分の意見をどう伝えるか、見せ方も非常にうまい。長けているということなんです」

演説を聞き、ウクライナへの全面支援、及びロシア制裁をG7と共にやっていく姿勢がはっきりしたと大石。

支持率は堅調な伸びも

そして何といっても、昨今の物価高への対策が重要です。
今国会で大石が評価したのは、原油高対策として168円/L以上のレギュラーガソリンに補助金を最大35円投入したこと。

大石「いま補助金が入ってなかったら200円超えてますから!」

また、生活困窮者支援として、低所得の子育て世帯にはこどもひとりあたり一律5万円支給を決めました。

日本維新の会には「無策無敵内閣」と揶揄された岸田内閣ですが、6月6日時点でのJNN世論調査によると内閣支持率は64.5%(前回比2.4ポイント増)。
通常の選挙前に比べると高い水準だそうです。

大石「(普通は)どんどん下がるんですけども、支持率が上がっている。へぇーそうなんだと」

6月22日公示、投開票が7月10日に迫る参院選。
大石がポイントとみるのは、やはり物価高です。
消費者物価指数で8%のインフレを記録したアメリカと比べれば、日本の値上がり率は2%と低く見えますが、賃金の伸びがそもそも違いすぎる点を指摘します。

大石「いよいよ参院選が始まります。実りのある議論、期待したいと思います!」

選挙情報もお伝えしていきたい、と意欲をのぞかせる大石でした。
(nachtm)
 
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2022年06月18日11時44分~抜粋

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