大石邦彦のNOW ON SHARE!

そもそも必要?部活動を徹底調査して見えてきたもの

学生時代の部活動といえば、多くの人が何かしら入部していた記憶があるのではないでしょうか?

最近では、その風潮も大きく様変わりしています。
人気の部活ランキングにも変化が見え、さらに昨今の”働き方改革”によって改革を余儀なくされているのだとか。
CBCアナウンサーの大石邦彦が、今どきの部活動について紹介します。

『大石邦彦のNOW ON SHARE!』4月23日放送分から。

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上下関係の厳しさ

今回のテーマは「部活動って必要なのでしょうか?」

新学期の4月、学生さんは入部して間もない頃です。

大石「もうそろそろ辞めたい人もいるかもしれません(笑)」

運動系から文化系まで幅広い分野を網羅している部活動。
最近では時代の変化もあり、従来のあり方から大きく変わってきているようです。
現在、中学校・高校ともに運動部の加入率は5割、文化系は3割から4割。

何かしらの部に入っているとはいえ、運動系と文化系の割合はほぼ半々のようです。

「半強制で入部させられた」という大石は野球部に所属していた当時、ふくらはぎとお尻の間に金属バットを挟むというような正座をさせられたことを思い出します。

大石「説教とかされるんですよ」

説教の中で言いがかりをつけられて腹が立ち、何か言い返そうとしたものの、そこは上下関係がはっきりしている部活動。「言いたいことも言えなかった」と振り返ります。
ある世代以上で、部活動に所属していた方なら、誰しも似たような経験がありそうです。
 

10代に人気の部活は?

最近人気の部活は様変わりしています。

10代男子の人気ランキングは、5位がバスケ、4位が野球、3位がサッカー、2位が卓球、1位がテニス。
一方、10代女子では、5位が美術・イラスト、4位がバスケ、3位がテニス、2位がバレーボール、1位は吹奏楽となるようです。

定番だった野球・サッカー・バスケは順位がやや下がっているようです。
テニスや卓球は国際的に活躍する選手が増えたので、人気が増したのかもしれません。

海外の部活動事情を調べてみた大石。

大石「3年間やり続けるという部活動は、ほぼ日本独特ですね」

アメリカではむしろ月代わりにいろんなことを経験させます。
中国や韓国ではスポーツエリートの育成、イギリスではレクリエーションが目的。

大石「世界広しといえども日本だけかもしれないですね」
 

時代にそぐわなくなった部活動

教育現場で部活動が生まれたのは明治時代とのこと。
その後、東京オリンピックや一世を風靡したスポ根アニメも部活動人気の後押しに。

その時々で人気を博した『アタックNo.1』『キャプテン翼』『スラムダンク』などの影響もあるのでは、と大石は推察します。

時代は変わり、さらに昨今、先生方の”働き方改革”が叫ばれて以降、風当たりが一層強くなったのだとか。

大石「ずいぶんと環境が厳しくなってきたそうです」

中学校の先生に聞いてみたところ、放課後に部活動を2時間やるだけで、翌日の授業の準備をすると、もう1日4時間くらい残業に。
占めて「月80時間」は”過労死ライン”と大石。

2023年度からは改革が始まり、休日は部活動に携わらなくてもよいことに。
他校や、指導者にお願いして他のチームと合同練習をするなどの取り組みに変わっていくそうです。
(nachtm)
 
大石邦彦のNOW ON SHARE!
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2022年04月23日11時44分~抜粋

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