先頃、共同通信が今年の重大ニュースを発表しました。
国内ニュースの1位は安倍元首相の銃撃事件で、国際ニュースの1位はロシアのウクライナ侵攻でした。
国際ニュースの2位は、ウクライナ侵攻と関連しますが燃料の高騰や食糧危機、3位が中国共産党の習近平総書記が異例の3期目に入ったことでした。
12月24日放送『石塚元章 ニュースマン!!』(CBCラジオ)では、CBC特別解説委員の石塚元章と渡辺美香アナウンサーが、この中から特に重要と感じた2つのトピックを取り上げました。
世界全体が激動の1年…年末に中国とロシアで大きな動き
中国の体制は磐石と思いきや…
1つ目は中国の習近平総書記が、慣例では2期目までとなっていたところが3期目に入ったことですが、意外と国家体制は磐石ではないかもしれないという声が挙がっています。
原因の1つは新型コロナで、人口の18%にあたる約2億5千万人近くもの人が感染しているのではないかといわれています。
当局は公式に認めていませんが、内部資料が流出し始めているようです。
例えば、今月20日の1日を取ってみても、中国の公式発表では感染者が3千人とされていましたが、SNSに流出した衛生健康委員会の会議録では3,700万人という情報もあり、実際のところはわかりません。
渡辺「ゼロコロナとか言ってた時は家に閉じ込められて、実際、本当に感染している人が外に出ていないと、他の人も把握できないですよね」
最近は検査自体もやめたり、感染者数や死者数の公表をやめたりする動きもあり、実際の状況はわかりにくくなっています。
原因の1つは新型コロナで、人口の18%にあたる約2億5千万人近くもの人が感染しているのではないかといわれています。
当局は公式に認めていませんが、内部資料が流出し始めているようです。
例えば、今月20日の1日を取ってみても、中国の公式発表では感染者が3千人とされていましたが、SNSに流出した衛生健康委員会の会議録では3,700万人という情報もあり、実際のところはわかりません。
渡辺「ゼロコロナとか言ってた時は家に閉じ込められて、実際、本当に感染している人が外に出ていないと、他の人も把握できないですよね」
最近は検査自体もやめたり、感染者数や死者数の公表をやめたりする動きもあり、実際の状況はわかりにくくなっています。
医師や看護師を大量動員
また最近では、医師や看護師を北京に集めるよう動員をかけているようです。
石塚「山東省では医師や看護師500人が既に北京に行っていて、山東省はどうするんだっていう話なんですけど、首都を守れっていうことなんでしょ?
ゼロコロナを押し切るのかと思ったら、(ゼロコロナに対する)抗議運動から反政府運動が広がりそうになったんで。
慌てて『じゃ(ゼロコロナ政策解除で)いいよ』って言ったけど、今度は感染者がどんどん広がり始めちゃったんで、今度はめちゃくちゃなことをやってるような気がします」
新型コロナへの対応について、今後もかなり難しい舵取りを迫られそうです。
石塚「山東省では医師や看護師500人が既に北京に行っていて、山東省はどうするんだっていう話なんですけど、首都を守れっていうことなんでしょ?
ゼロコロナを押し切るのかと思ったら、(ゼロコロナに対する)抗議運動から反政府運動が広がりそうになったんで。
慌てて『じゃ(ゼロコロナ政策解除で)いいよ』って言ったけど、今度は感染者がどんどん広がり始めちゃったんで、今度はめちゃくちゃなことをやってるような気がします」
新型コロナへの対応について、今後もかなり難しい舵取りを迫られそうです。
ロシアで気になる動き
今年、世界で最も大きなニュースは、やはりロシアのウクライナ侵攻でしたが、もうすぐ1年経ってしまいます。
その中で石塚が特に気になったニュースは「北朝鮮がロシアにミサイルや武器を売っているのではないか」というもの。
それもロシア政府へ直接ではなく、ワグネルという民間企業へ売っているのではないかと報じられています。
ワグネルはロシアの民間軍事会社で、プーチン大統領と非常に近いとされています。
ウクライナに限らず、ロシア軍が直接行かずにワグネルの傭兵が行くこともあり、実際にはワグネル=ロシアという動きをしているようです。
そのため、もしプーチン大統領が失脚しても、ロシアの過激な動きは続くのではないかという懸念があります。
「ワグネル」とは有名な作曲家ワーグナーのことで、威勢の良い曲が少なくなく、ベトナム戦争の時はアメリカ軍のヘリがワーグナーの曲を流しながら突っ込んでいくという映画もありました。
ワーグナーの曲自体に罪はないのですが、ヒトラーもワーグナーを信奉していたという話もあり、同じ傾向にあるようです。
ウクライナ侵攻から10か月経ってしまいましたが、早く終結してほしいものです。
(岡本)
その中で石塚が特に気になったニュースは「北朝鮮がロシアにミサイルや武器を売っているのではないか」というもの。
それもロシア政府へ直接ではなく、ワグネルという民間企業へ売っているのではないかと報じられています。
ワグネルはロシアの民間軍事会社で、プーチン大統領と非常に近いとされています。
ウクライナに限らず、ロシア軍が直接行かずにワグネルの傭兵が行くこともあり、実際にはワグネル=ロシアという動きをしているようです。
そのため、もしプーチン大統領が失脚しても、ロシアの過激な動きは続くのではないかという懸念があります。
「ワグネル」とは有名な作曲家ワーグナーのことで、威勢の良い曲が少なくなく、ベトナム戦争の時はアメリカ軍のヘリがワーグナーの曲を流しながら突っ込んでいくという映画もありました。
ワーグナーの曲自体に罪はないのですが、ヒトラーもワーグナーを信奉していたという話もあり、同じ傾向にあるようです。
ウクライナ侵攻から10か月経ってしまいましたが、早く終結してほしいものです。
(岡本)
関連記事