石塚元章 ニュースマン!!

五輪の選考方法変更で注目!卓球・伊藤美誠選手が国内試合に参戦

プロスポーツといえば、日本ではまず野球とサッカーが思い浮かびますが、最近、オリンピックや世界卓球など、大きな試合をきっかけに卓球の人気も上がってきています。

その卓球ですが、最近プロスポーツとしての環境が変わってきていることはご存知でしょうか?

8月13日放送のCBCラジオ『石塚元章 ニュースマン!!』では、1週間のスポーツニュースを伝えた後、CBC論説室特別解説委員の石塚元章と渡辺美香アナウンサーが、最近の卓球事情について解説しました。

[この番組の画像一覧を見る]

五輪の選考方法が変更

この前、オリンピックが東京で開かれたと思ったら、2年後の2024年にはもうパリ大会が開かれる予定ですが、このパリ大会出場に向けた日本代表選手の選考方法が変わります。

これまでは国際的な大会をもとにした世界ランキングをもとに代表を決めていましたが、日本卓球協会は国内選考を重視するように変更しました。

そして、国内選考の1つとなるのがTリーグでの個人戦の成績です。

日本ではJリーグを筆頭に、バレーボールのVリーグやバスケットボールのBリーグなどがありますが、卓球はTリーグです。

ちなみに、Tは卓球のTかと思いきやテーブルテニスのTで、「ピンポンのPじゃないの?」と思いそうですが、Pリーグはすでに女子ボウリングで使用されています。

注目の一戦

国内選考の1つとなるTリーグの個人戦が、8月13日・14日に神奈川県平塚市で開かれる「Tリーグ NOJIMA CUP 2022」で、ここで優勝すると日本代表へ近づくため、注目されています。

その中でも、東京オリンピックの金メダリスト伊藤美誠選手のTリーグ初参戦が注目されていて、今まで国際大会への出場が多かったため、国内試合での登場が話題に。

さらに興味深いのが、石川佳純選手との対戦が結構早い段階で当たる組み合わせになっているということです。
13日に伊藤選手と石川選手は2回戦で当たり、伊藤選手が勝利しました。

しかしその後、準々決勝で芝田沙季選手が伊藤選手に勝利しました。

日本に卓球がやってきたのはいつ?

盛り上がってきている卓球ですが、日本に卓球を伝えたのは坪井玄道という明治時代の体育分野の教授です。

当時は体育の授業は軍隊演習の延長線上にあるものでした。

しかし、坪井氏は「軍事とは関係なく、学校で普通に体操を教えたり、女子にも身体を鍛える機会を与えたほうが良い」と考え、体系的に体操を教えようとした日本で最初の体操教師といえます。

その坪井先生が1902年(明治35年)、留学でアメリカから帰ってきた際、おみやげに卓球のラケットやボールを持って帰ってきました。

それがきっかけで、日本に卓球が広まるようになったというのが定説になっています。

渡辺「日本で板っていうと羽子板のイメージで、バウンドさせるっていうイメージがないから」

石塚「なんとなく球とか羽とかお互いに打ち合って遊びたいんだね。

すごい古くでいうと、エジプトの壁画か何かにそのような遊びをしている人たちがいるっていうからね。

それが実はテニスや卓球の本当の源だっていう人もいるから」

日本に卓球がやってきてからちょうど120年ですが、今や卓球は日本でもかなりの進化を遂げています。
(岡本)
 
石塚元章 ニュースマン!!
この記事をで聴く

2022年08月13日07時30分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報