石塚元章 ニュースマン!!

キャッシュレス化の影響?硬貨の製造が減り「レジ圧」が強くなる

『石塚元章 ニュースマン!!』の「石塚トレンド 今日の数字」コーナーでは、CBC論説室特別解説委員の石塚元章が、今週起きたニュースにまつわる数字を取りあげ、渡辺美香アナウンサーとともに解説しています。

7月16日の放送で石塚が選んだ数字は「6億2,907万枚」、最近どんどん減ってきた数字で、ここ数年で浸透したある物が原因のようですが、何の枚数が減っているのでしょうか。

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計画から4割減少

財務省は15日、2022年度の貨幣製造計画を見直し、10円硬貨と100円硬貨の製造枚数を当初の計画から4割減らすと発表しました。

もともとは硬貨全体で約8億1,400万枚を作る予定でしたが、6億2,907万枚に減らすとのことです。

この発行枚数は造幣局が独立行政法人となった2003年(平成15年)以降で最も少なく、いかに硬貨を使わなくなってきたかという表れでもあります。

渡辺「小銭入れとかいらなくなってきてますし。プレゼントにちょうどいいような」

小銭入れはもちろんのこと、最近は財布すら持たなくなってきた人も増えてきていますが、小銭を見る機会は以前より減ってきました。

自販機にもキャッシュレスの波

10円玉と100円玉だけ、計画からさらに減らすということですが、最近のライフスタイルの変化にかなり影響を受けています。

渡辺「自販機が結構、電子決済ですね」

石塚「カードでピッとかスマホでピッとかになってきたので、小銭が入らなくなってきたということなんだそうです」

特に10円玉は約6,100万枚にまで減らすそうですが、1億枚を下回るのは初めて。
130円の缶ジュースなど、自動販売機で10円玉は必須と思っていましたが、むしろいらなくなっているようです。

また10円玉といえば、昔は公衆電話で何枚も必要でした。
最近発生した携帯電話の通話障害であらためて気づかされたかもしれませんが、公衆電話自体もかなり数が減っていますので、10円玉の活躍する場所はどんどん減っていますね。

小銭を出す機会が減って…

小銭を使う機会は減っているものの、レジでいざ使うとなると結構焦ることがあります。

石塚「コンビニのレジとかで1円、2円って数えてると、後ろからちょっとイラッとした目線を感じることない?」

渡辺「あります。もっと早くっていう感じで」

石塚「カードだとピッって終わっちゃうから、それで慣れて。
昔なら当たり前なんだけど、一所懸命『35円だから1円玉が5つ、あと1つが財布の底に』とかやると」

渡辺「今は銀行に預け入れるのにもお金を取られちゃうから、コンビニで消化するしかないから、そこで(支払いを)やりたいですよね」

細かいお金をまとめるのにも両替手数料が必要ですので、硬貨をまとめた貯金もしづらく、ますます硬貨が邪魔もの扱いにされそうです。

石塚「後ろからプレッシャーを感じるのを『レジ圧』っていうんですよね」

渡辺「エコバックに詰めるのも、なかなか袋が開かないとか、卵を上に入れちゃったんで直していいですかとかやってると、後ろの人がイライラします」

今はエコバッグと小銭、ダブルで焦る原因がありますので、ゆったりとした気持ちでレジに並ばないといけないですね。
(岡本)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2022年07月16日08時43分~抜粋

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