石塚元章 ニュースマン!!

週末の夜更かしが「社会的時差ぼけ」の原因になる?

『石塚元章 ニュースマン!!』の「石塚トレンド 今日の数字」コーナーでは、CBC論説室特別解説委員の石塚元章が、その1週間に起きたニュースの中から関連する数字を取り上げ、渡辺美香アナウンサーとともに解説しています。

6月11日の放送で取り上げた数字は「2時間」。これは、睡眠の質を悪くしてしまう「睡眠時間帯のずれ」に関する数値です。

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大谷選手?はやぶさ2?

石塚が選んだ数字の発表の前に、リスナーからの寄せられた予想を読み上げます。

「14ではないでしょうか。エンゼルスが球団ワースト記録の12連敗で監督も解任し、さらにワーストを更新する14連敗」(Aさん他多数)

大谷翔平選手は9日のレッドソックス戦に「2番・投手兼DH」として出場。
投げては7回4安打1失点、打っては5回に12号逆転2ランを放つなど2安打2打点の活躍で、チームの15連敗を阻止しました。

「23種類だと思います。小惑星りゅうぐうからJAXAの探査機・はやぶさ2が地球に持ち帰った砂や石の中に、23種類のアミノ酸が検出されました」(Bさん)

この中には生命の材料となる種類のアミノ酸も含まれていて、宇宙由来の物質が「地球の生命誕生」に関わっている可能性もあるそうです。

睡眠の質に影響

リスナーの数字予想は残念ながらいずれも外れ。石塚が選んだ今週の数字は「2時間」でした。

休日の前日は夜更かしをして、翌日は昼過ぎまで寝てしまう。「明日はお休み!」と思うとついついやってしまいがちな行動ですが、これが身体に悪影響を及ぼすこともあるようです。

京都府立医科大学の研究グループは、平日と休日の睡眠時間帯の“ずれ”が睡眠の質に大きく影響するという研究結果を発表しました。

このずれの許容が「2時間」。2時間を超えると、日中に強い眠気をもよおしてしまうといいます。

ポイントは「睡眠中央時刻」

それでは、この「2時間」というのは、どの2時間なのでしょうか。

この2時間は、トータルの睡眠時間の差ではなく、睡眠時間の中間の「睡眠中央時刻」の差。つまり眠りに入った時間と起きた時間のちょうど真ん中にあたる時刻の差です。

例えば平日は午前0時に寝て朝6時に起きる人の場合、睡眠時間は6時間で、睡眠中央時刻は午前3時です。

この人が休みの日に午前2時に寝て、午後12時に起きた場合は、睡眠中央時刻は午前7時。平日の睡眠中央時刻と4時間の差が出てしまい、明らかに睡眠の質が悪くなってしまうというのです。

社会的時差ぼけを防ごう

「えー!どんなに寝だめしてもダメっていうことですね?」と困る渡辺を、「だから寝だめの問題じゃないんだって」と、たしなめる石塚。

石塚「寝だめするタイプでしょ」

渡辺「そうです!どれだけでも寝てられます(笑)」

この平日と休日との睡眠時間帯のずれは「社会的時差ぼけ」といわれています。

「最近ちょっと調子が悪いな」という方は、この睡眠中央時刻を参考に、平日と休日の睡眠時間を考えてみてはいかがでしょうか。
(minto)

 
石塚元章 ニュースマン!!
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2022年06月11日08時39分~抜粋

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