石塚元章 ニュースマン!!

これだけは知っておきたい!SDGsのポイントを解説

『石塚元章ニュースマン!!』の新コーナー「your SDGs~地球の未来」。SDGsとは「持続可能な開発目標」のこと。「皆の生活や将来をより良くするために、ひとりひとりが行動しましょう」という世界的な呼びかけです。

4月2日の放送では、「これだけは知っておきたい」というSDGsのポイントを石塚元章が3つ解説しました。

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そもそもSDGsって何?

ポイント1「そもそもSDGsって何?」

SDGsは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
石塚はSDGsを解説する際に「後ろから見ませんか?」と提案しているそうです。

4文字の一番最後は複数形の「s」。これだけが小文字です。

後ろから2つ目はGoal(目標)の「G」。つまりGsで「目指すべきものはたくさんある」という意味です。

後ろから3つ目はDevelopment(開発)の「D」。DGsで「開発で目指すべきものはたくさんある」という意味です。

そして最も大切なアルファベットはSustainable(持続可能な)の「S」。

4文字を通してみると「開発を目指すけれど、ただの開発ではない。“持続可能な”開発を目指すことが大切」という意味です。

「そのためにできることはたくさんある」ことを表すため、4文字の最後は複数形の「s」で終わっています。
 

例えばどんなこと?

ポイント2「例えばどんなこと?」

「持続可能」は簡単にいうと「今だけ、自分だけ良ければいいをやめませんか?」という意味。「皆がずっと幸せに暮らすためにどうするか」ということです。

石塚が、1本のりんごの木を例にわかりやすく解説します。

りんごの実がたとえひとりで食べ尽くすこともできるかもしれない量でも、全部食べてしまうと、あとからそこへ来た人が「えっ、私のリンゴはないの?」となってしまいます。

皆がずっと幸せでいられるために持続可能でいられるためにどうすればいいのでしょうか。

たとえば「必要な分だけを食べて、あとは他の人のために残しておく」「食べたあとの種を撒き、次の木を育てる」「近くに同じような木がどのくらいあるのかを調べて、それをどう生かすかを考える」「皆に集まってもらって、どんな食べ方が良いかを考える」など、さまざま。

「持続可能」とはこういう意味です。
 

私たちはどうすればいいの?

ポイントその3「私たちはどうすればいいの?」

2015年、国連の総会で「SDGsのために必要な17の目標を掲げたアジェンダ」が全会一致で採択されました。

アジェンダとは計画・提案という意味。17の目標をそれぞれのシンボルカラー17色とアイコンで表したものが一覧表になっています。

「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「安全な水をトイレを世界中に」「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」

これらの目標の下に、より具体的な「ターゲット」が定められていて、全部で169の目標があります。

「これもチェックすると、よりわかりやすくなるかもしれません」と石塚。
 

誰にでもできる些細なことがスタート

全体を通して「未来の地球のために我慢をしなさい」「開発をやめなさい」というわけではありません。

「今のそのやり方でいいんですか?」「できることがあればやってみましょう」「やめた方がいいことがあればちょっと立ち止まりましょう」と促しています。

「皆が何かを少し変えるだけで大きな変化があるかもしれない」「世界の人がどんな状況におかれているのかを知ることも第一歩」という意味です。

コロナ禍の今は特に手をよく洗いますが、日本では蛇口の水をジャージャーと出して、ハンドソープでごしごし洗っています。

「でもこれが実は幸せなことで、世界には手を洗う設備がない、綺麗な水や石鹸がないという人は世界の人口の4割ぐらい、30億人ぐらいいる」と石塚。

これを知ることで「流しっぱなしの水道を止めよう」「自分がどんなに恵まれているのかがわかる」、これも第一歩です。

未来に続く地球を守るために、取り残される人を生み出さないようにする。「自分さえ良ければ」「今さえ良ければ」を考えないようにする。

無理をしなくてもできることはいろいろとあります。誰にでもできる些細なことが、実はこのSDGsのスタートになるということです。
(minto)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2022年04月02日07時31分~抜粋

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